「認知症やガンを予防する効果がある」などと表示してココナツオイルを販売していた東京の食品販売会社に対し、消費者庁は、効果を裏付ける明確な根拠がない不当な表示だとして、再発防止を命じる行政処分を行いました。 消費者庁によりますと、この会社は、おととしから去年にかけて、食用のココナツオイルと、オイルをカプセル状にした商品を紹介するインターネット上の広告で、「ココナッツオイルで認知症の予防・改善」、「ココナッツオイルでガン予防」などと表示し、認知症やがんの予防に効果があるかのようにうたっていたということです。 こうした効果について、消費者庁が会社側に問い合わせたところ、明確な根拠は示されず、消費者庁は、不当な表示を禁じた景品表示法に違反するとして、再発防止を命じる行政処分を行いました。 消費者庁によりますと、この会社はおととし3月から去年8月にかけて、2つの商品でおよそ1億9000万円の売り上げ