1998年に米国議会で成立し、同年以降に米国が各国に自由貿易協定(FTA)を通じて著作権や著作隣接権の保護期間を延長する圧力の根源となっていることで悪名高い著作権延長法は、提出者の名前を取って「ソニー・ボノ法案」(Sonny Bono Act)、あるいはこの法案の成立を強硬に推進したのがディズニーを中心とする米国コンテンツ産業であることを皮肉った「ミッキーマウス法案」(Mickey Mouse Act)の別名で呼ばれています。 共和党に所属するメアリー・ボノ・マック(Mary Bono Mac)下院議員は事故で急逝した夫、ソニー・ボノの後継者として1998年4月に行われたカリフォルニア44区の補欠選挙で当選して以来、亡夫が議会に提出した延長法案を強力に推進して成立させた「ハリウッドの代弁者」の1人として知られています。2003年以降は選挙区の区割り変更でカリフォルニア45区を地盤として当選