現在、中国の警察の出先機関とされる「海外派出所」のニュースが大きな話題になっている。理由は4月17日、アメリカの検察当局がニューヨーク市在住の中国系男性2人を、中国の「秘密の警察出先機関」を運営した疑いで逮捕したためだ。なかでも容疑者の1人は、中国の公安部に協力してアメリカ国内の中国反体制派や中国人亡命者への嫌がらせを繰り返し、帰国を要求していたとされる。 2022年末、スペインに本部を置く人権活動団体「セーフガード・ディフェンダーズ」が発表したレポートによれば、こうした海外派出所はすくなくとも53カ国に100カ所以上。そこには日本も含まれるとされる。 海外派出所が国際問題になる以前、むしろ福州市公安局は自分たちの「サービス」を積極的に中国人民にアピールしていた。 中央下が日本の「海外派出所」メンバーらとみられる。福州市公安局が過去に公開していたPR動画より。
![中国共産党の対日スパイ機関の総本部? 秋葉原の「海外派出所」に実際に“泊まってみた” | 文春オンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/457162d82939c144063f7f29f37cf7a23bec91ff/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbunshun.jp%2Fmwimgs%2F5%2Fb%2F1200wm%2Fimg_5bed5ca5fe12238b2a1c3b0c831d9187127282.jpg)