4月に亡くなった愛川欽也さんの妻・うつみ宮土理さんが10日に都内で記者会見し、現在の心境を語りました。 「まだ信じられない。心の中にぽっかりと大きな穴があいたまま」と、うつみさん。仕事をしたいと切望し続けた愛川さんに、うつみさんは「絶対に(復帰)しようね」と答えていたと言います。 愛川さんが監督・主演し、最後の映画ともなった「満洲の紅い陽」にふれ、うつみさんは次のように話しました。 「愛川が舞台や映画で何を訴えたかったかといえば、平和でした。昭和9年生まれの愛川は、戦争でたくさんのもの、すべてを失いました。10歳の男の子がお母さんの手を引いて長野のほうへ疎開したんです。平和を憲法9条を守りましょう。小さな子どもたちのためにも怖い日本にならないように守りましょう、といっているキンキン(愛川さん)の声が聞こえます」 愛川さんは4月15日に80歳で亡くなりました。うつみさんが記者会見したのは東京