カルチャー 『恋する原発』発売記念ロングインタビュー 「僕たちが住んでいる社会はやっぱりおかしい」小説家・高橋源一郎と3.11 日刊サイゾー 2011.12.15 高橋源一郎の最新作『恋する原発』(講談社)は、「不謹慎」の塊のような小説だ。「3.11のチャリティーAVをつくる」「靖国神社は韓国も中国も関係なく祀られるようになった」「学校では文字を教えずに、セックスを教える」などなど、軽妙な語り口ながら、そこには思わず眉をひそめてしまうような描写が連発されている。世間の自粛ムードをまるで無視したかのようなその不謹慎さは、作家からの挑発にも読めてくる。 どうしてこんな小説が生まれてしまったのか? なぜ、彼はこの作品を書かずにはいられなかったのか? そして、ここに描かれているものは、一体何なのか? 高橋氏を直撃した。 ――そもそも、この小説はどのような意図で書かれたものなのでしょうか? 高橋源一
本気でプロの漫画家を目指す若者に、都内で低家賃の住宅(シェアハウス)を提供する『トキワ荘プロジェクト』。漫画家の卵がいち早くプロとして自活できるようになるために、アルバイトの時間を減らし、自己投資や本業に専念する時間を作れるようにすることを目的とし、さまざまな支援を行っています。 その中の活動の一環として、プロの漫画家をはじめとしたオピニオンが集結し、漫画家のキャリアプランを考えるフォーラム『マンガでメシを食っていく!』が開催されました。厳しい出版業界の現状や、電子書籍が売れるターゲット層など他では聞けないお話は必読です。 「マンガでメシを食っていく!」漫画家のキャリアフォーラム(1/4) 登壇者 うめ/小沢高広(おざわ・たかひろ):漫画家 現在、『大東京トイボックス』『南国トムソーヤ』連載中。キンドル初日本語漫画『青空ファインダーロック』を発売した。 一色登希彦(いしき・ときひこ):漫画
12月4日に厚労省が発表した「自治体が公表した放射性物質の検査結果」によると、長野原町のソバ(露地栽培)からセシウム合計で60ベクレル/kg、東吾妻町のユズ(露地栽培)から24ベクレル/kg、それと1ベクレル未満ですが原乳から0.3ベクレル/kg検出されました。他は全て20ベクレル/kg未満で不検出でした。 以下厚労省発表のPDFより引用です。 ▶検査結果(PDF:101KB) * * * 今までは、このくらいの数値なら新聞は記事にしなかったような気がしますが、今回は毎日新聞が報じました。以下は毎日新聞より引用です。 長野原のソバから60ベクレルのセシウム検出 /群馬 県は14日、県内11市町村で12日に採取した農作物21品を検査した結果、長野原町のソバから1キロ当たり60ベクレル、東吾妻町のユズから同 24ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。暫定規制値(同500ベクレル
3月11日の東日本大震災から9ヶ月、福島原発の事故現場では今も作業員たちの懸命の収束作業が続いています。電子書籍「福島原発作業員のツイッター」は、原発事故の最前線の模様をツイッターでつぶやき、1万4千名以上のフォロワーを集めている現役作業員TS氏への独占インタビューを収録したオリジナル電子書籍です。 福島に生まれ「何の疑問も持たず原発に就職した」というTS氏は、大震災と放射能災害という巨大な災禍の中心に居続けた、歴史の証言者と言えます。 そんなTS氏が語る震度6に揺れた原子炉建屋内部で迎えた震災当日の模様、死を覚悟して戻った現場の混乱ぶり、過酷を極める作業の実態、そして、反原発デモに対する思いや地元・福島の未来への展望といった話まで。 すべてを現場からの視点で語りおろした完全オリジナル電子書籍。 巻頭および巻末では震災直後にツイッターに投稿された孫正義氏や津田大介氏、早野龍五氏ら著名人の声
高知県は15日、土佐湾沖で取れたカツオから1キログラムあたり2・17ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。7月の定期検査開始以降、高知県のカツオから放射性物質が検出されるのは初めて。漁業振興課は「半減期からみて福島原発事故の影響だろう。規制値の約230分の1で、健康への影響はない」としている。 1匹約1・5キロのカツオ6匹の食べられる部分を取り出して、県衛生研究所で調べた。県は5月、水揚げされたカツオから1キログラムあたり1ベクレルの放射性セシウムを検出。「戻りガツオは大丈夫か」との不安の声が多かったため、7月から月に1回検査していた。 愛媛県でも9月からカツオを検査しているが、放射性物質は検出されていない。
経済産業省原子力安全・保安院が、東京電力福島第一原発1号機の原子炉系配管に事故時、地震の揺れによって〇・三平方センチの亀裂が入った可能性のあることを示す解析結果をまとめていたことが分かった。東電は地震による重要機器の損傷を否定し、事故原因を「想定外の津波」と主張しているが、保安院の解析は「津波原因説」に疑問を投げかけるものだ。政府の事故調査・検証委員会が年内に発表する中間報告にも影響を与えそうだ。 これまでの東電や保安院の説明によれば、三月十一日午後二時四十六分の地震発生後、1号機では、非常時に原子炉を冷やす「非常用復水器(IC)」が同五十二分に自動起動。運転員の判断で手動停止するまでの十一分間で、原子炉内の圧力と水位が急降下した。この後、津波などで午後三時三十七分に全交流電源が喪失し、緊急炉心冷却装置(ECCS)が使えなくなったため、炉心溶融が起きたとされる。 一方、経産省所管の独立行政
Nature 480, 291 (2011年12月15日号) doi:10.1038/480291a 日本政府に独立の立場から助言をする科学の声がないことは、以前から問題になっていた。現在、日本の政治的リーダーたちが、福島第一原発事故に関する明確な答えを求めて悪戦苦闘しているのも、その一例にすぎない。 福島第一原子力発電所の事故から9か月以上が経過したが、そこで起きたことについては、根本的な疑問が答えられないまま残っている。これらの疑問に対する答えが与えられないかぎり、日本はもちろん、世界の国々も、何がいけなかったのか、今、何をするべきなのか、今後、同様の事故を防ぐためにはどうすればよいのかを知ることはできない。 Nature 2011年12月15日号313ページの Comment 欄では、こうした懸念がまとめられている。日本国民にとって気がかりなことの1つは、この論文の執筆者である。執筆
最寄り駅の地下通路を歩いていたら、映画『ミッション:インポッシブル』の最新作である「ゴースト・プロトコル」のポスターを見かけた。この映画は劇場で観る予定なので、「もうすぐ公開なんだ」と思いながらポスターをよく見ると、不思議な文章が並んでいるではないか。 「『落書き』なき社会。それは不可能ではない」 「落書き消去による安心・安全なまちづくり」 おいおい、落書きと『ミッション:インポッシブル』にいったいどういうつながりがあるんだよ。次の一行を読むと「都民のミッションは、落書きを『しない、させない』」と書かれている。さらに、「東京都青少年・治安対策本部」とある。ここまで読んで、落書きと映画のつながりが理解できた。 このポスターは、東京都が落書き防止を啓発するために作ったものであり、トム・クルーズ演じるイーサン・ハントにはクレムリンを爆破した犯人の割り出しというミッションが、都民には「落書きを『し
群馬大荒牧キャンパス(前橋市)で六日、元放射線医学総合研究所主任研究官の崎山比早子さんの講演会「放射線と子どもの健康」が開かれ、多くの幼い子ども連れの母親が参加した。 (伊藤弘喜) 崎山さんは低線量被ばくについて「一番問題なのはCT(コンピューター断層撮影)などの医療被ばくだ」と踏まえた上で「安全な線量はなく、ゼロに越したことはない」と指摘。乳幼児は三十五歳以上に比べ、十倍も被ばくに弱いことを示し、調理の工夫で放射線量を減らしたり、気になる場所の放射線量を測ることを勧めた。 講演後は、食料の安全性や子どもを外で遊ばせていいか、など質問が続出。崎山さんは文部科学省が学校給食をめぐって示した「一キロあたり四〇ベクレル以下」の数値を挙げ、「四〇ベクレル以下だからといって安全なわけではない」と主張。「公園などで放射線の汚れがたまる所は住民が行政と手を組んで除染した方がいい」と提案もした。
東京都議会第3回定例会が21日開会し、石原慎太郎知事は所信表明で、原発事故をふまえ国民の多数が原発からの撤退を求めているにもかかわらず、「脱原発」の声を「戦後の悪しき習い性の典型」と非難し、原発に固執する姿勢を示しました。 知事は、戦後の平和で国民が「物欲・金銭欲が第一となって」いるなど「『平和の毒』と呼ぶべきものにむしばまれている」と非難。東日本大震災を受けた課題について「行政による公助の限界」をあげた上で、東京の防災対策について「まず自らの身を守り隣近所で助け合う」など都民に「自助・共助」を求めました。急務である木造住宅密集地域の耐震不燃化についても、都民の啓発を強調する一方、「防災」の名目で大型幹線道路を推進することを表明しました。 知事はまた、都民の福祉・暮らしにはふれず、「東京に外資を積極的に呼び込む」「国に(規制緩和や企業税制優遇など)特区を認めさせる」と強調。2020年五輪招
赤く丸で囲み、線を引いて数値を示しているのが、毎時0・10マイクロシーベルト以上の地点。赤く塗りつぶした点は同0・09マイクロシーベルト。中原区から幸区にかけての多摩川沿いに多めに見られた 福島第一原発の事故を受け、川崎市は十~十一月に小中学校や公園など約四百五十カ所で放射線量を一斉測定し、施設名と数値をホームページなどで公表している。しかし、「数字が羅列されているだけで分かりにくい」「もっと分析を」などの市民の声が聞こえてくる。そこで「もっと分かりやすく」を目指し、公表されている数値を地図上に落とす作業を試みた。すると、多摩川沿いの地域で線量が高めの地点が目立つなど、ぼんやりとだが、特徴的な傾向が浮かび上がってきた。 (山本哲正) 市の調査では、雨どい下など、除染対象となる毎時〇・一九マイクロシーベルト超の「ホットスポット」ばかりが注目された。しかし、今回地図に落とす作業では、そうしたい
テレビ、新聞等でお騒がせして申し訳ありません。 「放射線調査を、もっと積極的にやってもらえませんか?」 「放射線調査はやらない方がいい。やっても余計に騒がれるだけだから。」 5月20日に国土交通省の大臣室から出てすぐの廊下で、私のお願いに対して、村井知事が仰られた言葉です。 県民の安心、安全を守る立場の人の言葉とは思えず、愕然としました。 2011年7月8日の読売新聞宮城県版の連載記事「暮らしと放射線」にも同様のコメントが県幹部のつぶやきとして掲載されています。 リンク http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1309796848043_02/news/20110708-OYT8T00074.htm 他にも色々ございます。他の証言者もおります。 そして、この対応が、国の対応や、賠償にも影響します。 以前から、あちらこちらで
放射線検査のため、東北大には多くの自治体から野菜や魚などのサンプルが送られてくる(5日、東北大サイクロトロン・ラジオアイソトープセンターで)=高倉正樹撮影 「調査は、やらないほうがいい。やっても余計に騒がれるだけだ」 福島第一原発の爆発事故から間もない3月23日。県産農産物の放射線調査を実施するかどうかを巡り、県幹部はそうつぶやいた。 これに先立つ同月17日、厚生労働省は、食品衛生法に基づき、全都道府県に対し、食品の調査を要請していた。その日のうちに調査に乗り出した茨城県では、ホウレンソウから規制値を超える放射性物質が検出された。群馬、栃木両県でも検出され、出荷が制限されたが、本県の動きは鈍かった。 しかし、厚労省から宮城を含む福島周辺の9県が名指しで検査を求められると、村井知事は同月25日、野菜や原乳、水道水の測定を始めると発表した。 学校プールの水質調査でも、対応は後手に回った。 県教
山本一太特命委員会で、自民党本部に九大、東工大のエネルギー、原子力関係の教授を招いて、原子力関連の人材育成についてのヒアリング。 驚いたのは、学界が果たしてきた原子力ムラのなかでの役割について、二人とも、なんら反省もなく、これからこんな開発をやる、こんな研究をやる、だからそのための人材を育てないと云々と、まるで福島の事故など無かったような能天気なプレゼンテーションだったこと。 事故後に原子力の専門家がテレビで、メルトダウンではない、大きな問題ではない云々とまるで真実と違うことを発言していたのはなんだったのかという質問が立て続けに出されたのに対して、全く答えもしない。 原子力ムラの中でも、特に腐敗がひどい分野かもしれない。 プレゼンテーションの中で、将来の原子力関連の人材の需要に関する予測として、 1.プラントの建設は各電力の供給計画による。プラント寿命は60年として即刻リプレース
歌手ニール・ヤングさんら震災復興で協力 日米の官民連携支援に (12/14 21:40) 東日本大震災の復興支援に関連したイベントで、あいさつするニール・ヤングさん(左)=14日午後、東京都港区 来日したベテラン人気歌手ニール・ヤングさんらが14日、東京都内でイベントに参加し、日米両政府が民間企業と連携し文化交流事業などを通じて東日本大震災の復興支援を行う取り組みへの協力を表明した。 港区の米大使公邸で開かれたイベントでヤングさんは「震災後、日本の人々は略奪などに走ることなく冷静に行動し、世界に模範を示した」とあいさつ。人気ヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」のウィル・アイ・アムさんは「また来年日本に来て、日本のミュージシャンたちと楽曲をレコーディングし、義援金を募りたい」と話した。 < 前の記事 | 次の記事 >
東芝は、放射線量のいわゆる「ホットスポット」を容易に確認できる、持ち運び可能な装置「ポータブルガンマカメラ」を開発した(ニュースリリース)。2011年12月中に福島県福島市と共同で実証実験を行い、2012年初頭から中央官庁や地方自治体などに提案していく。 開発した装置は、放射線センサで測定したガンマ線とビデオ・カメラで撮影した映像を信号処理装置で重ね合わせることにより、放射線の量を色の違いで表示する。放射線量が高い場所を赤で示し、低くなるにつれて黄色、緑、青と色を変えて表示する。 放射線量は地域において均一ではなく、局地的に放射線量が高い「ホットスポット」が存在する。放射線測定器での計測では「ホットスポット」を特定するのに時間がかかるという。新装置では、放射線量の高低を画面上に色の変化で示すと同時に、短時間で広範囲を計測でき、「ホットスポット」の特定が容易になり、除染作業の効率化が図れると
民主党の鳩山由紀夫元首相と平智之衆院議員が英科学誌ネイチャー(12月15日号)に、東京電力福島第1原発に関し、「事故の情報を収集し、事実を公にするため国有化すべきだ」と主張する提言を発表することが14日分かった。 鳩山氏らは東電が事故時の手順書をほぼ黒塗りで提出したことを挙げ、「知的財産保護や核物質防護を理由に、資料全部が開示されたのは(震災から)6カ月が経過していた」と情報開示に消極的な姿勢を批判。事故検証や実態解明の観点から国有化を求める。 事故について楽観的な考察が広がる危険性も指摘し、(1)放射性物質キセノンの検出を受けた再臨界の有無(2)核物質の飛散状況から核爆発をしていた可能性(3)溶解した核燃料により溶け落ちた圧力容器の底の状況-などが未解明であることを問題視する。 原発事故の収束には最悪のケースのシナリオを想定すべきとした上で、「国有化によって政府は事故調査や災害補償を義務
東電、連絡取れない作業員公表=早急な内部被ばく検査呼び掛け 東電、連絡取れない作業員公表=早急な内部被ばく検査呼び掛け 東京電力福島第1原発事故で、東電は14日、6月までに働いた作業員のうち、内部被ばく検査を受けないまま連絡が取れなくなっている13人の氏名をホームページで公表し、心当たりのある人に連絡を呼び掛けた。このうち外部被ばく線量が判明している8人の最高は約4.5ミリシーベルトだが、作業時に全面マスクを正しく装着していない場合は内部被ばくが懸念されるため、東電は「早く検査を受けていただきたい」としている。 6月8日までは身分証明書を確認して作業員登録するシステムが復旧しておらず、氏名や生年月日は自己申告。3月後半に働いた「ヤウチ」さんと「イイヤマ」さんは、姓しか分かっていない。作業内容の記録もないが、放射能汚染水の処理設備工事やがれき撤去作業などに携わった可能性があるという。(20
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印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力 東京電力福島第一原発の事故で大気中に放出された放射性セシウムについて、文部科学省は14日、事故後4カ月間で福島県に降った積算値は1平方メートルあたり683万ベクレルだったと発表した。文科省は先月、宮城、福島を除く45都道府県の積算値を発表したが、最も多かった茨城県(4万801ベクレル)の168倍で、45都道府県の合計値(14万4446ベクレル)の47倍に相当する。 各地の衛生研究所などで容器にたまったちりからセシウム134と137を測定した3〜6月の積算値。福島県は震災の影響で分析が遅れていた。測定地は第一原発のある大熊町。683万6050ベクレルのうち94%が3月に集中しており事故直後の深刻さがうかがえる。事故前にも大気圏内核実験による降下物などがあるが、福島県の09年度の積算値は0.044ベクレル。 関連リンク3月に降ったセシウム、過去最高
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