【ワシントン=岡田章裕】訪米中の佐々木則夫・東芝社長は1日、ワシントンで記者団の取材に応じ、韓国メーカーと競っているトルコでの原子力発電所の受注について、「(トルコの大臣などから)日本に(発注を)出したいという話はいただいている」と述べ、自信を見せた。 トルコも地震国で、日本の耐震技術を評価しているという。 東芝が保有する米原子力大手ウェスチングハウス(WH)の株式については、過半数を保持した上で、業務提携を視野に売却先企業の選定を進める考えを示した。「具体的な話を調整しているところはある。複数の会社が、株を買いたいと言っている」と述べ、交渉が進んでいることも明らかにした。