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ブックマーク / seseragi-mentalclinic.com (6)

  • アスペルガー症候群にはどんなお薬が用いられるのか?

    アスペルガー症候群は、主に対人関係やコミュニケーションを苦手とする特性であり、自閉症スペクトラム障害に属する概念になります。 アスペルガー症候群の治療には、お薬が用いられることが少なくありません。アスペルガー症候群に対する特効薬はありませんが、アスペルガー症候群の方は「生きずらさ」を抱えて生活している事が多く、そのストレスから様々な精神的不調が出現しやすいため、補助的にお薬が用いられるケースが多いのです。 アスペルガー症候群の方に用いられるお薬にはどのようなものがあるのでしょうか。今日はアスペルガー症候群で使われるお薬について紹介します。 1.薬物療法は必須ではない アスペルガー症候群は自閉症スペクトラム障害(発達障害)に属する概念です。その原因は先天性(生まれつき)の要素が大きいと考えられており、基的に特効薬というものはありません。 そのため、アスペルガー症候群に対しての薬物療法は必須

    アスペルガー症候群にはどんなお薬が用いられるのか?
  • DV・暴力に至る原因とその解決法

    暴力はどんな原因があったとしても許される行為ではありません。 親が子供に暴力を振るったり、夫がに暴力を振るったり、息子が年老いた親に暴力を振るったりと、暴力は「体力的な弱者」に対して行われる傾向があります。 自分より力が強い相手から暴力を受けた場合、自分ひとりで何とかしようとしてはいけません。例え親しい人であっても暴力は罪であり周囲に助けを求めるべきものなのです。 DV相談センターなど、専門の機関を必ず頼ってください。また二次的に精神的にも不安定になってしまっているのであれば、私たちにも相談してください。 今日は、暴力に至る原因と、その解決策について考えていきます。 1.どのような原因で暴力をふるうのか 暴力を振るう側(加害者)はなぜ暴力を振るうのでしょうか。その原因によって取るべき対策は異なってくるため、原因を知ることは意味があります。 その理由は様々ではありますが、比較的多い理由を挙

    DV・暴力に至る原因とその解決法
  • ワイパックスの離脱症状と対処法【医師が教える抗不安薬のすべて】

    ワイパックスは、ベンゾジアゼピン系抗不安薬に分類されるおくすりで、不安感を改善するはたらきがあります。 不安を和らげる作用が強く、即効性もあり患者さんからの評判も良い頼りになるおくすりです。 しかし、ワイパックスなどの「ベンゾジアゼピン系」には注意すべき副作用があります。 それは「離脱症状」と呼ばれるものです。 長期間、大量にワイパックスの内服を続けていると、次第に身体がワイパックスに依存してしまい、やめることが出来なくなってしまいます。 この状態で無理にやめようとすると気分が悪くなったり、イライラしたり、頭痛や震え、発汗が出現したりと様々な症状が起こることもあり、これらは離脱症状と呼ばれます。 ここでは、ワイパックスの離脱症状の説明、それぞれの抗不安薬の離脱症状の起こしやすさの比較、離脱症状を起こさないための注意点、離脱症状が生じてしまった際の対処法などについて説明します。 1.抗不安薬

    ワイパックスの離脱症状と対処法【医師が教える抗不安薬のすべて】
  • パキシルの副作用と対処法【医師が教える抗うつ剤のすべて】

    パキシルはSSRIの中で全体的に副作用が多めであり、古い抗うつ剤である「三環系抗うつ剤」寄りの副作用を有している事が分かるでしょう。 では、次にそれぞれの副作用を詳しくみていきましょう。 Ⅰ.便秘、口渇、尿閉(抗コリン作用) 抗コリン作用とは、抗うつ剤がアセチルコリンという物質の働きをブロックしてしまう作用で、抗うつ剤に認められる代表的な副作用の1つです。 抗コリン作用では、 口渇 便秘 尿閉(排尿困難) 顔面紅潮 めまい 悪心 眠気 などが生じます。 抗コリン作用は、三環系抗うつ剤でもっとも多く認められます。また四環系抗うつ剤も、三環系抗うつ剤ほどではないものの、抗コリン作用が認められます。 【三環系抗うつ剤】 1950年頃より使われているもっとも古い抗うつ剤。効果は強いが副作用も強い。重篤な副作用が生じる可能性もあるため、現在ではあまり用いられない。 商品名として、トフラニール、アナフ

    パキシルの副作用と対処法【医師が教える抗うつ剤のすべて】
  • 精神科デイケアに行く目的と得られる7つの効果

    精神科・心療内科にはデイケアが併設されているところがあります。また医療機関以外でも保健所などが精神科デイケアを行っていることもあります。 精神科デイケアは、患者さんに日中に来ていただき、様々な活動を行いながら疾患の治療を促していく場です。 精神科デイケアは上手に利用すれば、病気の治りをよりスムーズにしてくれます。 では具体的にデイケアに参加することにはどんな目的があって、どのような効果が得られるのでしょうか。 精神科デイケアの目的と得られる効果についてみてみましょう。 1.精神科デイケアとは? 精神科デイケアとは、精神科病院やメンタルクリニックで行われている外来治療のひとつになります。また医療機関以外に保健所などが運営している精神科デイケアもあるようです。 デイケアでは、数十人ほどの患者さんに集まってもらい、集団活動をしたりプログラムに参加したりしてもらうことで、社会機能の回復の手助けをし

    精神科デイケアに行く目的と得られる7つの効果
  • 精神科・心療内科における「休む(休養)」の本当の意味

    精神疾患は、症状を改善させるために「安静」「休むこと」が必要になります。 「うつ病の治療で大切なのは休養です」 「こころを安定させるためには休むことが何より大切です」 など、精神科医から指導されたことがある方もいらっしゃるでしょう。 こころが疲弊しすぎてしまって精神疾患が発症することは多いため、精神科治療において安静・休養な重要な治療法の一つとなります。 しかし、精神科における「休むこと」の意味を患者さんがしっかりと理解できているのかというと、必ずしもそうでないことを感じます。 「休む」という言葉の意味を知らない方はいないでしょう。そのため「休む」という治療法に対して深く説明されることは少ないものです。しかし精神科における「休む」は、身体疾患における「休む」とは少し異なります。 精神症状を改善させるための正しい休み方をしないと、せっかく休んでいるのに病気の改善が遅くなってしまうこともありま

    精神科・心療内科における「休む(休養)」の本当の意味
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