1947年に刊行されたマティスの挿絵本『ジャズ』には、20点の切り紙絵のカラー印刷が収録される。 マティスは色の再現性にこだわり、編集者で画商のテリアードとともに、さまざまな印刷技法を試した。 ここにおさめられた作品は、サーカス、民話、旅の思い出などを題材としている。 マティスはこの本の題名を当初は「サーカス」としていたが、その後「ジャズ」に変更した。 「ジャズ」について、テリアードは「切り紙絵は、ジャズの精神と一致します。 音楽はマティスに欠かせないものでした。切り紙はジャズ音楽に似ていたのです。」と説明している。 マティスのイラストをクリックすると作品解説がご覧いただけます。 道化師 サーカスに関連する画題である。右側の黒いカーテンから道化師が登場したところ。サーカスの呼び込みのために、道化師は、これから小屋の前で余興をみせるのだろう。挿絵本の始まりにふさわしい場面となっている。 馬、
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