11月4日に大阪府豊中市の大阪大学会館で開かれた、東京大学東洋文化研究所の安冨歩教授と大阪大学法学研究科の福井康太教授による緊急対談では、山本太郎参院議員の天皇陛下への手紙に対する、文部科学省の下村博文大臣の発言を巡って激論が交わされた。 「現役の文科相の言葉として、いかがなものか」と懸念を示した安冨氏は、決して万能ではない民主主義を補うための機能を「皇室」が担う意義についても言及。福井氏は、山本議員が、心のどこかで天皇を自分にとっての「守り神」と見ていたフシがある、との見方を示した。 出演者 安冨歩教授(東京大学東洋文化研究所)、福井康太教授(大阪大学法学研究科) 日時 2013年11月4日(月) 場所 大阪大学会館(大阪府豊中市) 「われわれ国立大学で働く者にとっては上司にあたる、文科省の下村大臣が『山本議員の今回の行動が(足尾銅山鉱毒事件を告発し、明治天皇に直訴した)田中正造のそれに