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reviewと数に関するsizukanayoruのブックマーク (6)

  • 【読書感想】心配学〜「本当の確率」となぜずれる? ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    心配学 「当の確率」となぜずれる? (光文社新書) 作者: 島崎敢出版社/メーカー: 光文社発売日: 2016/01/19メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る Kindle版もあります。 心配学?「当の確率」となぜずれる?? (光文社新書) 作者: 島崎敢出版社/メーカー: 光文社発売日: 2016/02/19メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 人はよく飛行機が落ちることを心配するが、実は車に乗って空港から自宅へ帰る間のほうが死ぬ確率は何倍も高くなる。このように、心配の度合いと、当の確率がずれることで、あらぬ心配をし、当に心配すべきことが疎かになる。心配すべきか、心配せざるべきか、人生の正しい選択を求める人のための学問――「心配学」の世界を、元トラックドライバーの交通心理学者が案内する。 人間、生きていれば、さまざまな「心配

    【読書感想】心配学〜「本当の確率」となぜずれる? ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 数学では何を学ぶべきか

    題名からすると数学の実用方法が書いてありそうな『数学をいかに使うか』は、数学徒における「使う」の意味について考えさせられるだった。数学では何を学ぶべきか、何を教えるべきかが書いてある。「使えない数学は教えなくてもよく、学ばなくてもよい」そうだ。偉い先生が書いたらしく、歯切れが良い。著者の志村五郎氏は、著名な数学者である。 内容は、線形代数からメタプレクティック群まで大学で習う数学の概観が説明されている。物数系でもないと知らない事が多くトピックが広いように思うかも知れないが、上手くそれぞれの関連が説明されるので繋がりが良く分かる*1。証明や(模範解答なし)問題はあるので予習や復習にもなる。外積代数で迷子になった人は、第4章まで読むと考えがすっきりするかも知れない。しかし、決して学習教材ではなく、著者流の学習ガイド、もしくは数学教育に関する随筆である。 「使う」の意味なのだが、数学として発

    数学では何を学ぶべきか
  • イミテーション・ゲーム ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    第2次世界大戦下の1939年イギリス、若き天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)はドイツ軍の暗号エニグマを解読するチームの一員となる。高慢で不器用な彼は暗号解読をゲーム感覚で捉え、仲間から孤立して作業に没頭していたが、やがて理解者が現れその目的は人命を救うことに変化していく。いつしか一丸となったチームは、思わぬきっかけでエニグマを解き明かすが……。 参考リンク(1):映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』公式サイト 2015年7作目。 月曜日のレイトショーを観賞。 観客は僕も含めて5人でした。 僕が平日でも行ける範囲の映画館は3館あるのですが、そのうち1館のみでの上映。 僕はもともと「歴史もの」が好きで、しかも「ちょっと異常な天才の話」になぜか惹きつけられてしまうので、まさに「ストライクゾーンど真ん中」という作品でした。 これは、当に面白かった

    イミテーション・ゲーム ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • すべてのテトラちゃんへ「大人のための数学/数と量の出会い」

    やりなおし数学シリーズ。 ■1 テトラちゃんという特異点 テトラちゃんとは、「数学ガール」に登場する、がんばり屋でドジっ娘の女子高生。数学はちょっと苦手だけど、あこがれの先輩(ヒロシくんとミルカさん)に惹かれて数学の世界にハマる。 「数学ガール」が素晴らしいのは、このテトラちゃんの存在だ。数学に関する「ふつうの」啓蒙書だと、「先生が生徒に説明する」形式になる。難易度や分野こそ違え、必ずバーチャルな授業の形をとるのだ。異様に飲みこみが早いバーチャル生徒に混じって、読者は教えを「請う」のだ。 ところがテトラちゃんは、数学が苦手。公式を暗記してそこそこの点を取ることはできるのだが、「なぜその公式なのか?」が分からない。「数学は暗記科目」だったわたしと、かなり被る。そんな彼女が、「分かりません」というとき、暗記ではない数学が始まる。努力家なので、分かるまで手を動かす。数学質は抽象化なのだが、そ

    すべてのテトラちゃんへ「大人のための数学/数と量の出会い」
  • 詐欺師の手引書、あるいは自衛のために「統計はこうしてウソをつく」

    「嘘には三つある。普通の嘘と、真っ赤な嘘と、統計だ」 マーク・トウェインのこの言葉に、笑うか納得したならば、書は不要だ(でないなら、書を読むと愕然とする)。メディア・リテラシーの基礎なので、このblogの読者なら既知のことばかりかと。統計がいかに恣意的になされ、曲解され、独り歩きしているかが丁寧に説明されている。 たとえば、恣意的な統計については、銃の規制に関する2つのアンケートが紹介されている。銃規制活動家が調べた結果では、米国民の3/4以上が銃規制に賛成している。いっぽうで、全米ライフル協会の調査によると、米国民の3/4以上が銃規制に反対しているそうな。なぜか?違いは、質問の仕方に秘密がある。 銃規制賛成者「あなたは違法な銃販売を取り締まることに賛成ですか?」銃規制反対者「誰が銃を販売してよく、誰が銃を所持してはいけないかを決める権限を警察に与える法律に賛成ですか、反対ですか?」 

    詐欺師の手引書、あるいは自衛のために「統計はこうしてウソをつく」
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