イスラム過激派組織「イスラム国」によるヤジディー教徒大虐殺を描いた作品とイラク人画家のアマー・サリムさん。イラク・クルド人自治区ドホークで(2015年3月26日撮影)。(c)AFP 【4月18日 AFP】イスラム過激派の戦闘員が男の喉を切り裂く。別の戦闘員は切断された人間の頭部をライフル銃に突き刺して振りかざす。遺体があふれかえる溝に、また別の遺体を投げ捨てる戦闘員もいる。 イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」が2014年夏、イラク北部のクルド系少数派、ヤジディー(Yazidi)教徒に対して行った大量虐殺の様子を、画家のアマー・サリム(Ammar Salim)さんが描いている。 サリムさんの仕事場は、イラクのクルド人自治区ドホーク(Dohuk)にある小さなアパートだ。「ヤジディー教徒のジェノサイド(集団虐殺)」と題された絵画シリーズを通して、サリムさんは自分