ロシアのセキュリティーベンダーであるカスペルスキー・ラボは11月10日、DarkHotelと呼ばれるグループがホテルの客を狙っていると世界に警告した。このグループは2007年からホテルのWi-Fi接続をハイジャックしてスパイ活動をしており、有線は攻撃の対象になりやすいという。 攻撃の標的となっているのは、インド、日本、北朝鮮の企業幹部や、軍あるいは非政府組織で働く人だという。対象となっている国は核兵器をすでに保持しているか、簡単に作ることが可能な国であることを海外メディアは指摘している。 ◆謎に包まれたクラッカー集団 DarkHotelの手口は次の通りだ。標的となったゲストが5つ星ホテルのWiFiネットワークに接続すると、新しいAdobeソフトウェアのアップデートに関するホップアップが現れる。ダウンロードを許可するとコンピュータには、悪質な実行ファイルであるマルウェアがダウンロードされてし