フランス・パリで撮影された、ノート型パソコンのキーボード(2015年4月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/LOIC VENANCE 【1月22日 AFP】言葉を正しく使用することにこだわるフランス人にとって、完璧な文章を入力する際の妨げとなっているものはキーボードの配列だった──。仏文化・通信省は最近発表した報告書で、フランスで使用されるキーボードの配列が「正しいフランス語の入力をほぼ不可能にしている」と指摘した。 文字の上にアクセント記号を付けることはおろか、極めて重要な記号やユーロ通貨の記号のような簡便な記号を入力することさえ不可能な現状に対し、同国政府はキーボードの配列を微調整するよう求めている。 英語圏のキーボードは、文字列の最上段に置かれた最初の6文字にちなんだ「クワーティ(QWERTY)」配列となっているが、フランス語の場合は、「アゼルティ(AZERTY)」配列となっている