株式市場に関するニュースなどで、日銀によるETFの買い入れが話題になることがあります。今回は、日銀のETF買い入れについて、過去の経緯や近況をご説明します。 日銀がETFを買い入れるのはなぜ?狙いと経緯ETF買い入れの狙いについて、日銀は「量的・質的金融緩和は2%の物価安定目標の実現を目指すこと」であり、「長期国債やETF、J-REITの買い入れによってイールドカーブ全体の金利の低下を促し、リスク・プレミアムの縮小を促す(資産価格のプレミアムに働きかける効果)」としています。 つまり、金融機関や投資家に対して、リスクテイクを促すことも企図しているのです。こうしたリスク資産運用や貸出を増やすことを、日銀では「ポートフォリオ・リバランス効果」とも呼んでいます。 日銀による金融緩和の一環としてETFの買い入れが初めて実施されたのは、白川前総裁であった2010年12月です。当初は、残高上限4,50
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