人材派遣業界が総崩れ、相次ぐ撤退・赤字転落 東洋経済オンライン5月19日(火) 11時 7分配信 / 経済 - 経済総合 人材サービスのフルキャストホールディングスは5月8日、製造派遣と技術者派遣分野から撤退すると発表した。今2009年9月期中に事業売却を行う方針だ。 「これまで全方位的な拡張方針を採ってきたが、選択と集中を徹底する」。半年ぶりに表舞台に現れた平野岳史会長はこう語り、縮小均衡を図る新3カ年計画を示した。今後は、日雇い派遣と新規事業の営業業務請負に経営の軸をシフトする。平野会長は「(日雇い派遣では)当社は唯一の全国展開を行っているオンリーワンプレーヤー」と力を込めた。が、その日雇い派遣で度重なる労働者派遣法違反を犯し、厚生労働省から二度の事業停止命令を受けて経営が傾いたのは周知の事実。同社が昨秋に日雇い派遣からの撤退を発表し、同時期に純粋持ち株会社に移行したのもイメージ払拭