スウェーデン・アカデミーから7日にノーベル文学賞の受賞を伝えられたペルー出身の作家、マリオ・バルガス・リョサ氏(74)は「とても感動、感激している」とのコメントを同アカデミーを通して発表した。ペルーのメディアが報じた。 スペイン通信によると、同氏は「スウェーデン・アカデミーから忘れられていたと思っていたし、私もノーベル賞授賞(発表)が今月だということを忘れていた」と強調。同アカデミーが発表した授賞理由について「素晴らしい。事実であることを願っている」と喜びをあらわにした。 同氏は米国の大学で講座を持っており、現在、ニューヨークに滞在しているという。授賞を知らせる電話を受けた時には「冗談だと思った」と話した。授賞が発表されると、友人たちからひっきりなしにお祝いの電話がかかり、「半ばくらくらした」という。(共同)