高容量化したのは、スタンダードモデルのエネループとお手軽モデルの「エネループ ライト」。エネループは1900mAhから2000mAh、エネループ ライトは1000mAhから1050mAh(いずれも単3形)へ増量したほか、エネループ ライトは繰り返し使用回数を1200回から1500回へと引き上げた。 高容量化は、新しい正極を開発し、正極で電解液が取り込まれる現象を減らし、実現したもの。繰り返し使用することで電解液が分解し、ガスが発生する。ある程度ガスが貯まると電池の外に逃がしていたが、負極材料を適正化しガスの吸収性を向上。繰り返し回数が減らない工夫をしているという。 合同取材においてパナソニック エナジー エナジーデバイス事業部コンシューマーエナジービジネスユニットマーケティング部二次電池商品企画課主幹の黒田靖氏は「高容量にするだけであれば、それほど難しくはない。難しいのは繰り返し使用回数や
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