日本は「世界で一番冷たい」格差社会 たとえばある人に親切にされたとします。そこには贈与と負債の関係が生まれます。このような贈与関係は以前は必然でした。きびしい自然を生きるためには助け合いがなければやっていけません。そこに公共性があらわれます。 しかし現代はお金がそれにかわります。日常的な助け合いの関係がなくても、お金があれば助けを買うことができます。お金の便利なところは与えられた労力に対して対価を支払えば一瞬で精算されるところです。あとあとあのときは助けたから今度は助けてほしい、とうように再燃されることがありません。このような貨幣等価交換社会の中で人は他者に煩わされることなく、きままにいきていけます。だから公共性は最小限にしたい。それが消極的な自由であり、他社回避(動物化)です。 しかしこのような貨幣だのみの社会は危うい綱渡りです。なぜならばお金かなければ行き詰まってしまいます。これが現状
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