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  • エボラウイルスとは何か:科学ニュースの森

    2014年08月20日 エボラウイルスとは何か 背景: エボラ出血熱を発症させるエボラウイルスは過去のアフリカで散発的に流行していたが、極めて高い毒性のためそれほど広がることはなく、最大でも数百人単位の流行で抑えられていた。しかし今年、アフリカ西部で発生したエボラウイルスの流行は、以前に比べて長い潜伏期間のため広く流行してしまい、これまでに1300人以上が亡くなっているが、収束の兆しは見えていない。 要約: アフリカ西部で起こっているエボラ出血熱流行の背後には、宿主を殺してしまう強大な力を持った種が存在する。フィロウイルス科に属するザイール・エボラウイルス(Zaire ebolavirus)は、宿主の免疫系を不能にした後、血管系を分解することでその強毒性を発揮する。病気の進行はとても早く研究を難しくしているため、そのメカニズムに関して解明されていることはとても少ない。 例えば、エボラウイル

    エボラウイルスとは何か:科学ニュースの森
    smicho
    smicho 2014/08/20
    >回復することのできた患者は、T細胞の活性が高く、他の細胞との信号伝達に利用する細胞表面タンパク質をコードする遺伝子に特定の亜種を持っていた
  • 小記事:運転中の携帯電話禁止は事故を減らさない?:科学ニュースの森

    2014年07月29日 小記事:運転中の携帯電話禁止は事故を減らさない? 運転中の携帯電話使用は危険であると一般に言われる。実際に運転シミュレーターを使った実験では、酔って運転するのと同程度に危険だという結果が示されている。2008年7月1日には、カリフォルニアで携帯電話を手に持った状態での運転が禁止された。しかしコロラド大学ボルダー校のDaniel Kaffine博士らによって、その後6ヶ月の間に交通事故が減ることはなかったことが分かった。 この研究では、なぜ携帯電話禁止が効果がなかったのかを調べたわけではないため、様々な理由が考えられる。例えば、携帯電話を手で持たないで通話することや、携帯電話の代わりにCDプレイヤーやカーナビをいじることによって事故を減らさなかったことが考えられる。また、運転シミュレーターによる実験では実際の運転とは異なるため、携帯電話による通話が実際には事故を増やす

    小記事:運転中の携帯電話禁止は事故を減らさない?:科学ニュースの森
    smicho
    smicho 2014/07/29
  • なぜ抗酸化物質は癌を増やすのか:科学ニュースの森

    2014年07月16日 なぜ抗酸化物質は癌を増やすのか 背景: 現在様々なサプリメントが存在し、健康によいと謳われる多種多様な化学物質が摂取されている。しかし多くの物質は、過ぎたるは及ばざるが如しのことわざが示す通り、過剰な摂取は体に毒となってしまう。では元々体内に備わっている機能を補助するサプリメントは、どのような働きをするのだろうか。 要約: 活性酸素は細胞の行う通常の生命活動の副産物として生成され、その高い活性によって細胞や遺伝子を傷つけてしまうと考えられている。そのため、活性酸素を中和することのできる抗酸化物質は健康によいものとして、サプリメントなどで多く摂られている。 活性酸素は癌の原因ともなると考えられているため、抗酸化物質の癌に対する医学的な効能についても臨床試験が行われているが、これまで癌のリスクを減らすといった効果が示されたことはない。様々な試験では、逆に癌の増加率を上げ

    なぜ抗酸化物質は癌を増やすのか:科学ニュースの森
    smicho
    smicho 2014/07/16
    "サプリメントや食物から摂った抗酸化物質は(略)ミトコンドリアへは運ばず、離れた場所に蓄積する" "癌細胞自体の害となるほど過剰な活性酸素の生成を防ぐことで、癌細胞の健康な成長を助けてしまっている"
  • 小記事:大麻はどのように癌に効くのか:科学ニュースの森

    2014年07月15日 小記事:大麻はどのように癌に効くのか 大麻は多くの国や地域で違法薬物として規制されているが、その成分には様々な医学的効能があることが知られている。テトラヒドロカンナビノール(THC)は主な有効成分の1つとして知られ、抗癌剤としての役割などが注目されている。 この度、スペインはマドリード・コンプルテンセ大学のPeter McCormick博士らによって、THCがどのようにして癌に作用するのか、そのメカニズムの一端が解明された。大麻に含まれる天然物は総称してカンナビノイドと呼ばれ、細胞膜上にあるカンナビノイド受容体に結合することで作用する。彼らは、THCがその中のCB2とGPR55と呼ばれる受容体に結合することを発見した。 McCormick博士によると、大麻がどのように機能するかについて理解することは、抗癌作用を持つ誘導体合成へのヒントとなり、薬の開発にとても重要な要

    小記事:大麻はどのように癌に効くのか:科学ニュースの森
    smicho
    smicho 2014/07/15
    >大麻を吸うことが癌治療法となるわけではない
  • HIV再発‐完治したとみられていた子供:科学ニュースの森

    2014年07月11日 HIV再発‐完治したとみられていた子供 背景: ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染による後天性免疫不全症候群(AIDS)は不治の病として恐れられ、特にアフリカなどの発展途上国では猛威をふるっている。現在は、抗ウイルス治療によってAIDSの発症を抑えることができるが、通常の治療法で完治させることはできない。 要約: 後天性免疫不全症候群(AIDS)を引き起こすヒト免疫不全ウイルス(HIV)は一度感染すると容易に治療することはできず、これまで特殊な数例しか完治させられていない。ミシシッピ・ベイビーと呼ばれる患者は、母親がHIVに感染していたためにミシシッピ大学メディカルセンターで産まれた時からHIVに感染していた。 そのため即座に抗ウイルス治療が行われたが、18ヵ月を過ぎた頃から5ヵ月間治療に現れなくなってしまった。しかし5ヵ月後に再び現れたときには、血中HIV量は検

    HIV再発‐完治したとみられていた子供:科学ニュースの森
    smicho
    smicho 2014/07/11
  • 小記事:国語力と数学力の遺伝的要素は半分が重複していることが判明:科学ニュースの森

    2014年07月09日 小記事:国語力と数学力の遺伝的要素は半分が重複していることが判明 この度、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンやオックスフォード大学、キングス・カレッジ・ロンドンの研究チームによって、子供の国語力(読解力)に影響する遺伝子の約半数が数学力にも重要な役割を果たしていることが、2800家族から双子を含む12歳の子供たちを対象にした調査で判明した。 子供たちは、イギリスの公式カリキュラムを基礎とした読解や数学のテストを受け、それらの情報をDNAデータと比較することで遺伝的な影響が解析された。そこでは、何千もの子供たちとDNAの何百万という相違点について解析され、上記のような結果が得られた。 この研究によって、遺伝的な重要性が再び示されることになった。このことは学習に困難を持つ子供たちに対して、親や教師のできることが少ないということを意味しているのではなく、彼らがより大きな努

    小記事:国語力と数学力の遺伝的要素は半分が重複していることが判明:科学ニュースの森
    smicho
    smicho 2014/07/09
  • クジラの増加は生態系を壊すのか:科学ニュースの森

    2014年07月04日 クジラの増加は生態系を壊すのか 背景: 近年世界的に捕鯨禁止の動きがあり、日の調査捕鯨などが批判されている。しかしクジラの個体数のコントロールは生態系の維持などにも重要な役割を果たしているとも考えられ、様々な議論が行われている。 要約: この度バーモント大学のJoe Roman博士らによって、ヒゲクジラ類やハクジラ類のマッコウクジラの個体数回復は、世界中の海洋物循環を改善する可能性が分かった。クジラの増加による生態系への影響に関しては長い間多くの議論が行われてきたが、Roman博士らは、大型のクジラの個体数回復は海の環境を健康に保つのに重要な要素だろうと結論付けた。 大型のクジラは近年世界的に僅かずつ増加している。これに関して、大型のクジラは大量の微生物や小型の魚を捕することで、海の生態系に悪影響を与えるため、商業捕鯨は続けられるべきだと考える研究者もいる。例

    クジラの増加は生態系を壊すのか:科学ニュースの森
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    smicho 2014/07/04
  • 小記事:芋虫の攻撃を感じ取り防御する植物:科学ニュースの森

    smicho
    smicho 2014/07/02
    >風や他の虫などの作る何らかの振動に常にさらされているが、それらの振動によって芋虫を防ぐ化学物質が多く生成されるわけではない
  • 小記事:乳幼児期の日焼け止めはメラノーマを減少させる:科学ニュースの森

    smicho
    smicho 2014/06/23
  • 小記事:妊娠時のストレスはなぜ子供の精神疾患を増やすのか:科学ニュースの森

    smicho
    smicho 2014/06/20
  • 二者択一は自らの意思ではない?:科学ニュースの森

    2014年06月10日 二者択一は自らの意思ではない? 背景: ヒトは自ら考え自らの意思を持って行動しているはずであるが、答えのない単純な二択でもどうように明確な意思を持って選択しているのだろうか。 要約: ヒトどのように物事を選択するのだろうか。その答えは、意思を決定する前の脳波の背景ノイズにあることが、カリフォルニア大学デイヴィス校のJesse Bengson博士らによって分かった。Bengson博士によると、彼らの研究によって脳内の任意状態が、自由意思による決定にどのように影響しているのかが示されたという。 実験では、協力者に画面の中心に注意を集中してもらい、画面に合図が表示されたら左右を見てもらい、その時の脳波を測定する実験を行った。合図はランダムに表示されるため、協力者は合図への準備をできないようにデザインされた。 脳波には絶えず上下する通常背景ノイズがあるが、画面に合図が表示さ

    二者択一は自らの意思ではない?:科学ニュースの森
    smicho
    smicho 2014/06/10
  • 活性酸素によって寿命が延びる?:科学ニュースの森

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    smicho 2014/06/05
  • 小記事:胎生期の高ステロイドホルモンは自閉症を増加させることが判明:科学ニュースの森

    smicho
    smicho 2014/06/04
  • 記憶のオン・オフが可能に:科学ニュースの森

    2014年06月03日 記憶のオン・オフが可能に 背景: 記憶を植えつけることは難しいことではないが、消すことはそれほど簡単ではなく、思い出させることは難しい。これらを自由に行えるようになれば、様々な医療技術へと応用することができる。 要約: この度、カリフォルニア大学サンディエゴ医学校のRoberto Malinow博士らによって、ラットに覚えさせた痛みに関連付けられた記憶を選択的に消し、再び思い出させることに成功した。Malinow博士らは、シナプスの連結の強弱を操作することで、選択的な記憶の操作を可能とした。 彼らはまず、ラットの遺伝子を操作して神経細胞を光に敏感になるように改変した。その後、床に電流を流すことで電気的な痛みと神経細胞の刺激を関連付け、神経細胞を刺激することで恐怖による行動をとるようにした。この時、刺激された神経細胞内での化学物質の変化が解析された。 そして光パルスに

    記憶のオン・オフが可能に:科学ニュースの森
    smicho
    smicho 2014/06/03
  • 小記事:脳への電気刺激によって好みを変えることに成功:科学ニュースの森

    2014年05月30日 小記事:脳への電気刺激によって好みを変えることに成功 脳の腹側被蓋野(ふくそくひがいや)は、好意的な感情に重要な役割を持つ神経伝達物質であるドーパミンを多く生成し、報酬への反応や学習の制御に関わっている。この度、ルーヴェン・カトリック大学のWim Vanduffel博士やJohn Arsenault博士らによって、マカクの腹側被蓋野に電気刺激を与えることで好みを変化させることに成功した。 実験では、2つの画像をマカクに選ばせ好みを決定させた。その後、好みではない方の画像を選ぶときに腹側被蓋野に電気刺激を繰り返し与えると、マカクの好みが素早く変化した。またその後同じ実験を逆の画像で行うことで、マカクの好みを元に戻すことにも成功した。 この研究によって、霊長類における腹側被蓋野と好みの関係が始めて明確に示されたことになる。この現象を応用することで、依存症や学習障害などの

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    smicho 2014/06/01
  • 小記事:習得こそが脳細胞を生かす:科学ニュースの森

    2014年06月01日 小記事:習得こそが脳細胞を生かす 脳の機能は使わなければどんどん鈍っていく。そのため、成人後のように脳細胞の発生が著しく低下した後は、学習を止めてしまうと脳細胞は早く死んでいってしまう。この度、ラトガース大学のShors博士らによって、若いマウスに新たに生まれる脳細胞は、マウスが学習によってある種の技術を習得すると、習得することのできなかったマウスに比べて長生きすることが分かった。 実験では、マウスに音と運動の関連付けを学習させ、3週間後に実験時に存在した脳細胞がどれだけ生き残っているのかを観察した。すると、技術を習得したマウスの脳内では脳細胞の殆どが生き残っていたが、習得できなかったマウスの脳細胞の約3分の1は消えてしまっていた。 ヒトを含む動物の脳細胞を生成する過程はよく似ているため、この研究は子供は最適なレベルの学習を行う必要があることを示しているという。簡単

    小記事:習得こそが脳細胞を生かす:科学ニュースの森
    smicho
    smicho 2014/06/01
  • 幹細胞‐レーザーによる歯の再生:科学ニュースの森

    2014年05月29日 幹細胞‐レーザーによる歯の再生 背景: ヒトの歯は乳歯から永久歯へと入れ替わると二度と生えてくることはない。そのため、永久歯が虫歯や歯周病によって失われると、その後は入れ歯や差し歯を利用しなければならなくなる。もし歯の再生が実現すれば、歯の疾患によって健康的な生活が損なわれることがなくなるかもしれない。 要約: 医療目的の低出力レーザーは半世紀もの間利用されている。利用法によっては皮膚や髪の毛の成長を促進させることもでき、逆に皮膚や髪の毛を切除・切断することもできる。この度、ハーバード大学はウィス研究所のDavid Mooney博士らによって、歯の幹細胞をレーザーによって象牙質へと分化させる技術が発表された。 幹細胞は再生医療の要技術として多くの研究が行われている。現在は、患者から得た幹細胞を実験室内で目的の細胞へと分化させ、その後患者へと移植する手法が考案・研究さ

    幹細胞‐レーザーによる歯の再生:科学ニュースの森
    smicho
    smicho 2014/05/29
  • 精子はどのように泳いでいるのか:科学ニュースの森

    smicho
    smicho 2014/05/28
  • 小記事:妊娠中の胎盤内に細菌が常駐していることが判明:科学ニュースの森

    2014年05月25日 小記事:妊娠中の胎盤内に細菌が常駐していることが判明 ヒトは体中に細菌を住まわせており、時に有益な効果をもたらし時に感染症や合併症の原因となる。女性が妊娠しているとき胎盤内には細菌は存在しないと思われていたが、ベイラー医科大学のKjersti Aagaard博士らによって、胎盤内には口内とよく似た組成の細菌群が生息していることが分かった。 彼らは、出産直後の女性320人の胎盤組織からDNAを採取し解析したところ、多くの細菌がみられた。その組成を女性器、腸、口、皮膚の細菌と比べたところ、口内の細菌組成とよく似ていた。そのため、胎盤内の細菌は血液を介して口内から移動しているのではないかと推測される。また早産などを起こした女性の細菌組成は他の女性のそれと異なっていた。これらの結果は、歯周疾患と早産のリスクに何らかの関わりがあることを示唆するデータを補強することになる。 早

    小記事:妊娠中の胎盤内に細菌が常駐していることが判明:科学ニュースの森
    smicho
    smicho 2014/05/25
    >口内の細菌組成とよく似ていた
  • 小記事:味覚と寿命:科学ニュースの森

    smicho
    smicho 2014/05/21
    >味覚の消失によって起こりうる潜在的な栄養不足に適応するための、生理的変化が起こっているからではないか