ブルガリア・ソフィア(Sofia)にある火力発電所の煙突(2012年1月31日撮影、資料写真)。(c)AFP/DIMITAR DILKOFF 【6月4日 AFP】豊富な資源である天然ガスから二酸化炭素(CO2)を簡単に除去し、より環境に配慮した燃料に変えることのできる物質を開発したとの研究論文が、3日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された。 論文を発表した米ライス大学(Rice University)などの化学者らによると、この新たな多孔性物質を用いると、ガス井の出口でCO2を低コストで分離することができ、安全に貯蔵して工業用への転用、もしくはガス田への再注入が可能になるという。 現在のCO2除去プロセスでは、化学洗浄が必要でコストも割高だ。化学洗浄では、天然ガスに含まれる炭素が140度に加熱した腐食性の液体混合物中に溶解される
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