兵庫県南あわじ市の男性が飼育する雄ヤギの乳房が張り、ミルクが出ると話題になっている。2年前にもほぼ同じ状態になったが、今回初めて成分を雌と比較すると、乳脂肪分が雌より高く、“立派なミルク”と判明。家畜の専門家も「聞いたことがない」と驚く。 雄ヤギは、同市倭文(しとおり)庄田のパン店経営玉置秀憲さん(58)が5年前から飼っている推定6歳の「ネギ」。現在はネギと雌2頭、子4頭がいる。 5月27日、今年2月に生まれた2頭を母ヤギから引き離したところ、直後にネギの乳房が張り始めたという。子ヤギは母乳を求め、ネギの隣で一晩中鳴いていたという。知人で獣医師の山崎博道さん(69)=洲本市五色町=が6月3日、ネギの乳を搾った。 ヤギには乳房が二つあり、ネギは右側だけが全長20センチほどに腫れ上がる。搾ると細い糸のようにミルクが噴き出し、雌よりも少ないが、約150ccを採取できた。 記者が味見をしてみると、