イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に世界各地から外国人戦闘員が合流している問題で、2002年のバリ島爆弾テロなどを首謀した東南アジアのテロ組織ジェマ・イスラミア(JI)とその関連勢力が、インドネシアからシリアやイラクへ「人道支援」の名目で組織的に人員を送り込んでいることが27日、分かった。一部は現地でイスラム国などの戦闘員になっていることが確認されており、治安当局は警戒を強めている。(ジャカルタ 黒瀬悦成) 治安関係者によると、インドネシア人を送り込んでいるのは、慈善団体を名乗るJI傘下の「インドネシア・ヒラル・アフマル協会(HASI)」。12年後半から13回にわたり十数~数十人の「人道支援チーム」をシリア領内に派遣した。 このうち、イスラム国と、国際テロ組織アルカーイダ系の「ヌスラ戦線」の支配地域に入った派遣要員の一部がそれぞれの組織に合流して軍事訓練を受け、シリアやイラクでの戦闘
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