真実の絆 (幻冬舎文庫 き 6-2) | 北川 歩実 |本 | 通販 | Amazon
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理系学者ミステリー : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
「愛・地球博」の会場各ゲートに、人間そっくりの「アンドロイド案内嬢」がいる。彼女たちは客の問いかけに表情豊かに答え、ほめられるとはにかみさえする。見ていてちょっとドキドキするほどだ。むろん、それは電子回路やギアやプログラムの働きに違いない。が、その深奥に“心”がないと、一体誰に言い切れるだろう？ 瀬名秀明『デカルトの密室』（新潮社、３１日刊行）は、この「機械に心はあるか」というテーマを徹底的に追求した、おそらく本邦初の「本格ロボット工学ミステリー」である。 語り手の一人は、子供の姿をした自律ロボットのケンイチ。進化心理学者のレナと暮らし、「指輪物語」を愛読し、自分でも小説を書くことを夢見る。ケンイチの生みの親のロボット工学者・尾形祐輔が何者かに拉致され、祐輔を救おうとしたケンイチは、天才ＡＩ（人工知能）研究者フランシーヌを射殺、そのショックで致命的エラーに陥る。 デカルトの「方法序説」を始
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