平田さんの dvipdfmの日本語化 *1 によって,TeXを使って非常に高品質な日本語PDFを作れるようになりました. このdvipdfmの唯一の難点は,日本語文字列の含まれたEPSファイルの扱いです. EPSファイルは,ghostscriptによってPDFに変換されてから取り込まれますが, この変換で日本語文字列はビットマップになります. つまり,dvipdfmというよりはghostscript側の問題ですが,このように文字列 がビットマップになってしまうと,Acrobat Readerでの表示が非常に醜くなり ますし,生成時の解像度に依存するため,後の印刷を考えても好ましくありま せん. もちろん,フォントのヒンティングやテキストの検索を考えれば, `ghostscriptそのものを修正する',`CIDフォントにして埋め込む',というこ とをすべきですが,ここではghostscrip