ブックマーク / apeman.hatenablog.com (13)

  • 松尾一郎「『「南京事件」を調査せよ』絶版のすすめ」 - Apeman’s diary

    松尾一郎、「『「南京事件」を調査せよ』絶版のすすめ でたらめ「日テレ」ドキュメンタリー」、『歴史通』、2017年4月号 「松尾一郎」という人物をご存知でしょうか? 南京事件の“証拠写真”についての検証結果を東中野修道らにパクられた……と主張している人物で、最近もツイッターで東中野や藤岡信勝をディスりまくっています。 さて、今年第2弾が放送されたNNNドキュメントの南京事件(山田支隊による虐殺)番組、その第1弾である「南京事件 兵士たちの遺言」(2015年)を「デタラメ」とする記事をこの松尾氏が『歴史通』に寄稿しています。まあ掲載誌が『歴史通』という時点でお察し……ですね。 従軍した兵士の日記を「三次資料以下」としているあたり、あれだけディスりまくっている東中野と同じ資料等級論に依拠しているようです。 松尾氏が得意とする(と自称する)写真についていうと、番組内に登場する“多数の人間が防寒着姿

    松尾一郎「『「南京事件」を調査せよ』絶版のすすめ」 - Apeman’s diary
  • 第9回「真の近現代史観」懸賞論文・受賞作発表 - Apeman’s diary

    すでに当ダイアリ10月5日付エントリへのコメント欄で gansyu さんが指摘してくださっていますが、改めて。アパの「真の近現代史観」懸賞論文、第9回の最優秀賞はモラロジー研究所の西鋭夫氏が受賞。明治維新 Dis というのは右派論壇でさほど目立たないながらときおり顔を出すネタではありますが、これまでの最優秀賞とはちょっと傾向が違いますね。もっとも、右派論壇への“お小遣い”機能に変わりはありませんが。 その他、第7回で最優秀賞をもらってる杉田水脈・元衆議院議員が佳作で懸賞金10万円ゲット。最優秀賞受賞者がまた応募して佳作というのもなかなかいじましいです。同じく佳作の杉原誠四郎・「新しい歴史教科書をつくる会」前会長もちょっと物悲しい。古くからのはてな読者なら「デビューボ」でおなじみのエドワーズ博美氏も佳作。最近は『祖国と青年』にちょくちょく登場して、男女共同参画バックラッシャーとしての活動を続

    第9回「真の近現代史観」懸賞論文・受賞作発表 - Apeman’s diary
  • どんな意味があるのかよくわからん調査項目 - Apeman’s diary

    http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000059118.html ANNの緊急世論調査で「民主党など法案に反対した野党が2日半余りにわたって採決の引き延ばしを図ったことについては、6割近くの人が『評価しない』としています」とされてるんだけど、これって「たった2日半しかひきのばせなかったから『評価しない』と答えよう」と考えても「評価しない」にカウントされちゃうわけだよね? さらに言えば、そもそも国会審議に関するルールに通じていない人間(それが多数派だろう)にとっては野党にとって他にどんな選択肢があったのかもよくわからんわけで、少なからぬ回答者にとって何を評価させられているのか実はよくわからない調査、ってことになるんじゃないの?

    どんな意味があるのかよくわからん調査項目 - Apeman’s diary
    snobbishinsomniac
    snobbishinsomniac 2015/09/23
    野党が普通に採決に応じれば「存在感のない野党」と言われ、抵抗すれば「見苦しい野党」と言われる。矛盾だらけの提出法案をまったく修正しようともしない与党が押し切ったことこそ問われないといけない。
  • 河野談話以降に発見された資料を wam が公開 - Apeman’s diary

    河野官房長官談話後に発見された日軍「慰安婦」関連公文書等を公開しました 2007年に第一次安倍内閣が辻元清美議員の質問主意書に対して閣議決定した答弁書の「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような資料は発見されていない」という主張が孕んでいる欺瞞については当ブログでもたびたび指摘してきました。今回 wam が公開した文書群は、日政府の不誠実さの物証とでもいうべきものです。日政府は河野談話で行った約束を裏切り続けてきたのであり、「日は誠実に取り組んできたのに韓国の頑なな姿勢のせいでいつまでも解決しない」などという主張はインチキもいいところである……ということがよくわかります。

    河野談話以降に発見された資料を wam が公開 - Apeman’s diary
  • 『日清戦争』 - Apeman’s diary

    大谷正、『日清戦争 近代日初の対外戦争の実像』、中公新書、2014年 日清戦争について知りたい、という人がいたらためらうことなくまずこれを薦めたい、という良書です。清との戦争の影で進んでいた朝鮮半島支配などについてもきちんと目配りされています。 ところで、台湾侵攻(日台戦争)について、書には次のような記述があります。 日軍の侵攻に対して台湾側は激しく抵抗した。たとえば、混成第四旅団の占領地域は南進軍の補給の拠点であり、台湾兵站監部所属の軍夫が集中し、徒歩車両や背負子を使い兵站輸送にあたっていたが、抗日軍は少人数の部隊や軍夫縦列を狙って攻撃を仕掛けてきた。(後略) (230ページ) ゲリラ戦で戦うものにとっては当然の作戦ですね。なぜこの記述を引用したか、特に説明する必要もないでしょう。

    『日清戦争』 - Apeman’s diary
    snobbishinsomniac
    snobbishinsomniac 2015/07/28
    日清戦争については今まであまり知る機会もなかったけど、やっぱりこのときも「虐殺」していたんですね、日本は。
  • 『昭和陸軍全史1〜3』 - Apeman’s diary

    川田稔、『昭和陸軍全史1 満州事変』/『昭和陸軍全史2 日中戦争』/『昭和陸軍全史3 太平洋戦争』、講談社現代新書 第1巻が昨年7月に出て、今年の6月に完結した3巻シリーズ。タイトルに「全史」とあるが、3巻とはいえなにぶん新書版なので、第1巻は永田鉄山 vs 石原莞爾、第2巻は石原莞爾 vs 武藤章、第3巻は武藤章 vs 田中新一、とそれぞれの時期を代表する軍官僚の戦略構想の対立に焦点をあてた歴史記述になっていて、これらの対立とあまり関わりのない事項についてはほとんど、ないしまったく扱われていない。例えば、シリーズでは陸軍憲兵の役割だとか捕虜政策の問題点などは基的にスルー。したがって、「日はなぜ日中戦争、太平洋戦争へと突入していったのか」以外の問題にこそ関心があるという人にとっては、あまり意味のないかもしれない。他方で、「それぞれの時期を代表する軍官僚の戦略構想の対立」という観点

    『昭和陸軍全史1〜3』 - Apeman’s diary
    snobbishinsomniac
    snobbishinsomniac 2015/07/28
    陸軍というよりは陸軍省部の派閥抗争で方針転換が起こったことに焦点を当てたものというべきかな。
  • 生きて虜囚の辱めを…… - Apeman’s diary

    すでに指摘されておられる方もおられましたが、当ブログのレゾン・デートルを考えればやはりひとこと言っておかねば。 時事ドットコム 2015/07/01 「後方支援時の拘束「捕虜に当たらず」=岸田外相」 岸田文雄外相は1日の衆院平和安全法制特別委員会で、海外で外国軍を後方支援する自衛隊員が拘束されたケースについて、「後方支援は武力行使に当たらない範囲で行われる。自衛隊員は紛争当事国の戦闘員ではないので、ジュネーブ条約上の『捕虜』となることはない」と述べ、抑留国に対し捕虜の人道的待遇を義務付けた同条約は適用されないとの見解を示した。 (後略) 南京事件否定論者の理屈によれば、安倍内閣が目論む安保法制に基づいて海外派遣された自衛隊員が捕虜になった……もとい、拘束された場合、裁判なしでぶち殺されても文句は言えないということになります。野党は東中野修道先生を参考人招致すべし!

    生きて虜囚の辱めを…… - Apeman’s diary
    snobbishinsomniac
    snobbishinsomniac 2015/07/02
    隊員の安全を確保すると言いながらどんどん梯子を外していないか。捕虜じゃないなら当事国の法に従って処分されても文句言わないと言うことですよね。
  • 語るに落ちちゃった人 - Apeman’s diary

    先日、「きれいなヘイト」認定されておかんむりだった木村幹・神戸大学教授。 https://twitter.com/dogu_fm/status/603267761322610688 https://twitter.com/kankimura/status/603560832836833280 https://twitter.com/kankimura/status/603563636066361344 「どこがどうヘイトだというのか、具体的に指摘しろ」という要求そのものは至極まっとうではあるものの、その後「全く名字帯刀も許されていない庶民の考える事はわからん」ツイートで馬脚を現しちゃいました。関連ツイートのうち特にひどいのがこれ。 https://twitter.com/kankimura/status/608847621961097217 これ、もし相手が実際に在日コリアンだったり韓国

    語るに落ちちゃった人 - Apeman’s diary
    snobbishinsomniac
    snobbishinsomniac 2015/06/11
    相変わらず「強制連行」だけを論点にしていて公務員であった軍人たちが不法行為を見逃していたという不作為の罪を無視しているのは学者としてどうなのか。
  • これが21世紀の「進歩的文化人」(by 西尾幹二)だっ! - Apeman’s diary

    昨日発表された朝日新聞第三者委員会の報告書。私のTLは北岡伸一担当部分の話題で持ちきり、といった感じです。 吉田証言が怪しいということは、よく読めば分かることである。従軍慰安婦と挺身隊との混同も、両者が概念として違うことは千田氏の著書においてすら明らかだし、 支度金等の額も全然違うから、ありえない間違いである。こうした初歩的な誤りを犯し、しかもそれを長く訂正しなかった責任は大きい。 類似したケースはいわゆる「百人切り」問題である。戦争中の兵士が、勝手に行動 できるのか、「審判」のいないゲームが可能なのか、少し考えれば疑わしい話なのに、そのまま報道され、相当広く信じられてしまった。 当時の報道では「どうやって確認するのか?」という当然の疑問に対して、当番兵をとっかえて数えさせるんだ、というそれなりに合理的な「審判」の方法がちゃんと紹介されていたことは、当ブログの読者

    これが21世紀の「進歩的文化人」(by 西尾幹二)だっ! - Apeman’s diary
    snobbishinsomniac
    snobbishinsomniac 2014/12/24
    北岡センセイがちゃくちゃくと歴史修正主義の御用学者としての地歩を固めている件。
  • 「善き関与」論の亡霊 - Apeman’s diary

    『朝日新聞』の「慰安婦」報道検証記事以来、紙媒体でもネットでもぐっと増えた歴史修正主義的言説を眺めていると、いまだに「善き関与」論(日軍は確かに慰安所の運営に関わっていたが、それは悪質な業者を取り締まるための関与であった、という夢見がちなおこちゃまが思いついたに違いない珍論)がいまだに生き残っているようです。これが完璧に論駁されていることについては、下記をご覧下さい。 http://nagaikazu.la.coocan.jp/works/guniansyo.html ただし、これは「慰安婦の強制連行は確かにあったが、強制連行の有無はもっとも質的な論点ではない」(あるいは「強制連行の有無はもっとも質的な論点ではないが、しかし強制連行は存在した」)という議論が理解できない歴史修正主義者には、ちと複雑過ぎるはなしかもしれません。時間ができたら、噛み砕いた説明をしてみたいと思っております。

    「善き関与」論の亡霊 - Apeman’s diary
    snobbishinsomniac
    snobbishinsomniac 2014/09/16
    このエントリを「勝利宣言」とか「詭弁」というのがアカデミズムを無視した歴史修正主義そのもの。本気で反論したければ永井論文について反証すべきでしょう。これでも軍の関与は抑制的に論じているのだから。
  • 1992年1月の「慰安婦」問題報道・3紙比較 - Apeman’s diary

    1992年1月11日以降の朝日、読売、日経各紙の「慰安婦」問題報道を比較してみましょう。池田信夫氏によれば、この日の朝日の記事によって歴史が変わったらしいんですが、考えてみればすべての日人がアカヒ読者というわけでもないので、他紙がどう報じたのかも調べないとまずいですよね? 毎日を省略しているのは、結果がどうであれおそらく歴史修正主義者の関心を惹かないであろうからです。産經新聞がないのは縮刷版がないからで、私のせいじゃありません。記事の扱いの大きさがわかりやすいよう、「慰安婦」関連記事以外の部分はぼかしをかけ明度を落とす処理をしてあります。 (1-1)1992年1月11日、朝日新聞、朝刊、一面 記事の中身についてはこちらをご参照ください。 (1-2)1992年1月11日、朝日新聞、朝刊、社会面 見出しからわかるように記事の焦点は「補償」問題とそれまで日政府がついてきた嘘の2点です。「強制

    1992年1月の「慰安婦」問題報道・3紙比較 - Apeman’s diary
  • 恐るべき朝日新聞の洗脳力 - Apeman’s diary

    前エントリの最後に言及した id:ks1234_1234 なんかがある意味典型なんだけど、彼らって絶対に「じゃあ、こちらも吉田清治についての朝日の報道を調べてあいつの鼻を明かしてやろう」とは思わないんですよねぇ。まあ、調べたら調べたで、こういう結果になるわけなんですが……。 1983年11月10日、朝日新聞、朝刊 Wikipedia で「吉田清治」を参照すると「1983年11月10日には朝日新聞が「ひと」欄で吉田清治の謝罪碑活動を紹介した」と、さも大事のように書いてありますが、もちろん「ひと」欄のことですから紙面全体の中ではこんな感じでしかありません。 ネトウヨが信じるかどうかはわかりませんが、この記事には「慰安婦」の3文字は登場しません! 炭坑や土木現場での労働のために朝鮮人を送り込んだ、という「体験」が語られているだけです。 ところでネトウヨの皆さん、朝日新聞は何度くらい吉田清治氏を紙

    恐るべき朝日新聞の洗脳力 - Apeman’s diary
  • 無理解の極北 - Apeman’s diary

    http://www.news-postseven.com/archives/20140505_251753.html とにかくゲスいので記事のタイトルすら引用したくありませんが、上記のヘイト記事について、です。 (……)そもそも、「慰安婦」と「韓国軍の蛮行」とは全く次元が異なる問題だ。慰安婦や慰安所は、倫理的問題はともかく、戦時下では定められたルールに従って制度化されていた。慰安婦たちは貧困などの事情でその職に就いた職業売春婦である。 いやぁ当にわかってないんだ、とこの一節には吐き気を通り越して清々しささえ感じました。日軍「慰安所」制度の特徴はまさにそれが「定められたルールに従って制度化されていた」*1ことです。もし「制度化」されていなかったのなら、旧日軍はたかだか他国の同じ軍隊とひとくくりにして批判されたにすぎないでしょう。 おそらくこれを書いたライター、および何の疑問も持たずに

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