[インタビュー]「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」は来場者と演者が“大いなる希望”を胸に,ともに旅をする舞台 ライター:稲元徹也 スクウェア・エニックスのRPG「FINAL FANTASY X」(以下,FFX)を題材とした木下グループpresents「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」の公演が,東京・豊洲のIHIステージアラウンド東京にて2023年3月4日よりスタートする。 今回のコラボ歌舞伎を企画したのは,この公演で主役のティーダ役をつとめる尾上菊之助氏だ。自らが21年前にリアルタイムでプレイして感銘を受けたというFFXを,新作歌舞伎の舞台として企画,演出,出演までも行っている。その制作や公演に向けての意図や意気込みなどを,菊之助氏とFFXのプロデューサーである北瀬佳範氏に尋ねる,メディア合同のインタビューが行われたので,その模様をお届けしよう。 尾上菊之助氏(左)と北瀬佳範氏