コンピューターの将棋ソフトと人間のプロ棋士が対戦する将棋の電王戦二番勝負の第1局が岩手県平泉町で行われ、コンピューターが山崎隆之八段に勝ちました。 その第1期となる、ことしの電王戦はコンピューターと人間、それぞれのトーナメントを勝ち抜いた将棋ソフト「Ponanza」と、山崎隆之八段の対戦となり、9日から岩手県平泉町で第1局目が始まりました。 対局は初日から、「Ponanza」が激しい攻めを見せ、山崎八段がしのぐ展開となり、2日目の10日も形勢は変わらず山崎八段が85手までで投了し、「Ponanza」が勝ちました。 対局後、敗れた山崎八段は「無難に指してもだめだと思って攻めたが、うまく切り返されてしまった。次の対局は対策を広く深くやって、いい将棋をお見せしたい」と話しました。 電王戦第2局は大津市で来月21日から2日間にわたって行われます。