各紙のニュースによると、アメリカのクリーブランドクリニックで、死亡した人から提供された顔面を、やけどで大けがを負った女性へと移植する手術が成功したとのこと。顔面の約80%を移植したということで、ほぼ顔全体が他人のものと置き換わったことになる。以前より、顔面の部分移植はフランスなどで成功していたが、ここまでおおがかりなものは始めてらしい。この手術は、顕微鏡下で行なう微少手術であり、心臓移植などとはわけのちがう難手術だとのこと。血管、神経、などなどをぜんぶつながないといけない。倫理的問題としては、死亡した人の顔をもって生き続けないといけないわけで、それを本人や家族がどう思うか、という問題があると指摘されている。レシピエントの選び方も難しいだろう。やけどではないのに、自分の顔がいやだから、あるいは老いた顔がいやだから若い人の(美人の・イケメンの)顔がほしい、という願望も噴出してくるだろう。これか