CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。
セミナー概要 次世代機と呼ばれるXbox 360・Wii・PlayStation 3が次々と発売され、ゲームにあまり興味のない方も報道でご存知のことでしょう。CodeZine読者の皆さんも日々の開発で実感されるように、集積技術の向上に伴って、ソフトウェアが使えるメモリ容量やCPUパワーなどのリソースが、年々潤沢になっています。コンピュータであるゲーム機にも、当然その恩恵は及んでおり、1つ前の世代のゲーム機では、美しい映像をリアルタイムに生成することが可能となりました。次世代機では、さらに増強されたリソースを使って、物理現象のシミュレートや人工知能(以下、AI)の実装を行おうとする開発者の動きが活発になっています。 このような現状を鑑み、CEDEC2006において、「クロムハウンズにおける人工知能開発から見るゲームAIの展望」を講演した株式会社フロム・ソフトウェア技術部の三宅陽一郎氏と、「人
はじめに こんにちは。hirataraです。 私が初めて正規表現を使ったのは、PerlによるCGIでの文字列処理でした。それから私はPerlを使い続け、今では正規表現なしのコーディングは考えられないほど、正規表現を当たり前の機能として日常的に使っています。昔は標準では正規表現をサポートしていなかったJavaも、今では正規表現をサポートするようになりました。Javaだけではなく、今日ではほとんどの高級言語にとって、正規表現はなくてはならない機能であると言っても過言ではないほどメジャーな機能となっています。 本記事では、この正規表現の舞台裏に光を当てます。一見すると作ることが難しそうな正規表現エンジンですが、その根底には数学的な概念があり、その概念さえ知っていれば基礎となる機能の実装はそんなに難しくありません。この連載ではその数学的な概念をPythonを使って表現しながら、実際に動作する正規表
はじめに コンボリューション(Convolution)は数学用語で、日本語では「畳み込み」といいます。掛け算の結果を足し集める演算からなり、コンピュータ処理の得意とするところです。コンボリューションを画像処理に使うと、画像を滑らかにしたり、シャープにしたりできます。掛け算の係数は、3×3などのサイズのマトリックスで指定します。これをオペレータ、フィルタ、マスク、カーネルなどと呼びます。 Java 2D APIには、画像処理でコンボリューションを行うのに便利なConvolveOpやKernelのクラスがあります。しかし、これらだけに頼ると不便な点もあるため、これらを利用しながら、従来と変わらぬ画像処理ができるように工夫しました。 対象読者 画像処理の基本を学び、ペイント系画像ソフトの一部の機能を自作したい人。 必要な環境 J2SE 5.0を使っていますが、J2SE 1.4.2でも大丈夫です。
はじめに 携帯サイトは、PCのWebブラウザではテストできません。携帯のWebブラウザにはさまざまな機種依存仕様があるからです。マークアップ言語の違い(HTML/HDML)絵文字表示可能な画像形式(gif/png/jpg、カラー/モノクロ、色数、サイズ)受信サイズアクセスキー これらは携帯の実機でテストする必要がありますが、開発中に携帯の実機でテストをするのは大変です。実機ではソースを見ることもできませんし、経費もかかります。 そこで携帯シミュレータの出番です。すべての機種依存仕様を正確にシミュレートできるわけではありませんが、上記のうち、1. 、2. 、5. をテストすることができます。本稿では、携帯サイトの開発に必須となる携帯シミュレータの紹介と、使用上のポイントを説明します。対象読者 携帯向けWebサイトの開発者必要な環境 Windows 2000/XP携帯シミュレータ一覧 携帯シ
はじめに Webベースのアプリケーションや、Webベースで機能するサービス、加えてJavaや.NETのような物理的なシステムを抽象化するプラットフォームの台頭によって、現在のアプリケーション開発は環境によってアプローチが大きく異なり、それに伴って様々なプログラミング言語が使われるようになっています。 ネイティブの実行ファイルを対象としたアプリケーション開発であれば、古くから使われているC言語やC++言語が今でも主流です。しかしながら、Webアプリケーション開発ではPerlやPHP、Ruby、Pythonなどの組み込み可能なスクリプト言語が人気です。Ajaxを代表としたブラウザ内で動作するクライアントベースのWebアプリケーションであればJavaScriptが駆使されることになります。 仮想システムを対象としたアプリケーション開発には、仮想システム専用の言語が使われます。Javaアプリケーシ
はじめに 本稿では、第1回で解説した「TETRA」とは別の落ち物ゲーム「聖夜の落とし物」を作ります。「聖夜の落とし物」も、ある有名な落ち物ゲームを模しています。ルールを簡単に説明すると、次の通りです。 このゲームでは、落ちてくるブロックを積み重ねて、同じ種類のブロックを4個以上つなげることを目標とします。縦横に4個以上つながるとブロックが消え、点数が入ります。上まで積み重ねてしまうと、ゲームオーバーです。 他に「TETRA」と違うところは、浮いているブロックが個別に落下すること(ピース単位ではなく)、それによって続けざまにブロックが消える「連鎖」という動作が起こりうること、です。連鎖するほど得られる点数は増えるので、大連鎖を狙う楽しみがあります。 本稿のプログラムは、第1回のサンプルプログラム「TETRA」を基にしています。「聖夜の落とし物」に特有な処理として、4個以上つながっているかの判
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