会議では「なにを伝えないか」を決める会議に臨む際は、「なにを伝えないか」を決めることが大切。会議は多くの人に多くのことを一度に伝えられる場所。そのため、「限られた時間のなかでいかに多くのことを伝えて共有できるか」と考えてしまいがちですが、聞き手の立場に立ってみると、それが大きな誤解であることがわかるというのです。 たとえば、会議で7つの連絡事項を伝えなければならないとしましょう。その際に大切なのは、7つをそのまま伝えるのではなく、3つに絞って伝えること。あとの4つは、あえて伝えないということです。理由は、会議で多くの情報を部下に与えると、すべて理解できずに消化不良を起こすから。 7つ伝えると、何ひとつ理解できない状態になりがちです。 ところが3つに絞ると、3つとも理解してくれるのです。 「大事なことを理解してもらうために、伝えないものを決める」 これが伝達の優先順位です。 (136ページよ