「自分が使いたいものを、ピュアな気持ちで」 家計簿アプリ「Zaim」を開発した閑歳さん(2/2 ページ) しかし、なぜ会社ではなく、個人で立ち上げたのか。アプリは無料、広告も入れていない。「潔癖過ぎるのかもしれませんが、会社で始めるとなると収益を上げなくてはいけなくなる。今、若い世代が気軽に起業する流れになってきて、とても良いことだと思いますが、自分が本当に使いたいものを、一度ピュアな気持ちで作ってみたかった。収益化で悩む前に、まずはユーザーにちゃんと使ってもらえることを考えたい」 愛用のMacBook Proを駆使して、通勤電車内や週末に自宅でコードを書いた。4月にはデモを作り上げ、最新の優れたWebサービスを表彰するイベント「TECLOSION 2011 Spring」で優秀賞とKDDI賞をW受賞。リリース前から評判となっていたが、手応えはユーザーからのフィードバックで感じているという