―― 今、「社畜」が再注目されている! ―― バブル崩壊以降、20年の長きにわたり、「社畜」はバカにされ続けてきた。だが、’10年代に入って潮目は変わりつつある。その流れを追った! 【’80年代】バブル以前は誰もが「社畜」だった 高度経済成長期以降、市場は爆発し、仕事は増えに増え、サラリーマンは気づけば社畜に。それを象徴していたのが、「24時間働けますか」と歌う「リゲイン」のCMだった 【’90年代】バブル崩壊→「脱社畜」ブーム バブル崩壊とシンクロし、「会社人間」のネガティブな表現として「社畜」という言葉が広まる。雑誌記事のタイトルに、突如として「社畜」の文字が増えだしたのは’90年。「これまでオレたち、会社に尽くしすぎたんじゃないか?」という"反省"により、各メディアが「脱社畜」を提唱するようになる。「会社より家族のために生きよう」「社畜的人生から、個性と自由を回復しよう」などなど。以