今回作った版には、パズルゲームの「テトリス」みたいに入り組んだ表を全面的に取り入れました。 これはもともと、“Cooking For Engineer” - BluePillの別宅 というサイトで紹介されていた、料理の手順をチャート表示するやりかたです。 これはマッシュルームスープの作りかた。 この記法は、条件分岐を記述できない代わり、ある行程に複数の動作を組み込むことが簡単で、自分が今 どのあたりにいて、これから何をすればいいのか、一望するのが簡単だ、という特徴を持っています。 この表が面白かったので、料理の「材料リスト」に当たるところに「鑑別診断名」を、 手順だとか、調理に相当する場所に「検査」をそれぞれ代入すれば、 ある症状を持った患者さんに対して、医師が取るべき行動を、分かりやすく記述できないかな、 というのがそもそもの始まりです。 思考経路を図解する、あるいは伝えるフォーマット
クビにされそうだった大学教員です。現役大学生とか、これから大学生になる人とか、大学生の親になる人向けのつもりで。 面白かったときにブログランキング【ココ】を押してもらうと、中の人が喜びます。 学生からのメールが(no suject)ばかりで困るという意見には同意です。 なので、フラスコの演習では、件名の書けない学生を根絶すべく、かなりの荒療治をほどこします。 メールアドレスを発行したら、まずは使い方を教えます。 メールソフトの設定の仕方。ついでにメールサーバの話。 あと、メールは暗号化されてなければ、ハガキと同じで運ばれる途中で覗き見される可能性があるので、うかつなことは書かないこと、という注意。 で、受信しないと届かないぞ、携帯とは違うぞ、というか、携帯が自動で受信してるだけだぞ、だから緊急連絡には不向きだぞ、なんてことを教えて、送信、受信を楽しませて初回終了。 で、次の週の演習が始まっ
・意味ネットワークモデル ■CollinsとQuillian(1969)の階層的ネットワークモデル ・下位の階層のものは上位の階層のものも持っているとする ■↓ 認知的経済性を実現 └→できるだけ少ない認知的負担でできるだけ多い情報処理的な成果をあげること。 ・真偽判定課題による検証 このモデルから言えること 「情報の検索は概念間のリンクを辿ることによる」 「検索に要する時間は、多くのレベルを移動する程長くなる」 ↓ Collinsらはカテゴリ関係や概念の持つ特徴に関する文を作り、真偽判断するのにかかる時間を測定した →検索するレベルが多いほど、判断時間も長く要した。⇒典型性効果を説明できない。
今や企業や学校など、さまざまなところで用いられているオフィス用ソフト「PowerPoint」ですが、「PowerPoint」やそれに準ずる機能を持ったソフトでのプレゼンテーションは、かえって理解を妨げるという、仰天の結果が発表されました。発表した教授によると、PowerPointは「捨てられるべきもの」だそうです。 今までのPowerPointさえ使っておけば大丈夫であるかのような風潮はどうなってしまうのでしょうか。 詳細は以下の通り。 Research points the finger at PowerPoint - Technology - smh.com.au UNSW: The University of New South Wales - Sydney Australia - News - Help! My brain is overloaded! この二つの記事によると、オー
●刊行待ちの書籍 <研究社近刊> ▼「講座:認知言語学のフロンティア」全6巻は、あと1冊。 ■構文ネットワークと文法——認知文法論のアプローチ <大修館書店近刊> ▼『ことばの背景』野村雅昭著 46版 208頁 予価1200円 2009/04販売予定 ISBN:978-4469222012 ▼『認知文法論〈1〉』(西村義樹編)。いよいよ本書でシリーズ完結となります。刊行日不明(2010年?)。 ▼日本語文法学会編『日本語文法事典』刊行日未定⇒2010年に刊行予定らしい。 <ひつじ書房近刊> 【ひつじ書房20周年記念】意味論講座【編者】澤田治美 2010年初夏、刊行開始。全7巻・各巻12章構成・各巻予価3,800円 第1巻 語・文と文法カテゴリーの意味、第2巻 構文と意味、第3巻 モダリティI:理論と方法、第4巻 モダリティII:事例研究、第5巻 主観性と主体性、第6巻 意味とコンテクスト、
世の中は論理思考ブームのようで、MECE(mutually exclusive, collectively exhaustive)つまり「互いに重ならず、すべてを網羅する」というキーワードを聞く機会が増えました。 そもそも論理思考がブームで良いのか?という話は置いておくとして、実はこれまでの紙媒体のマニュアル制作の基本精神とは、まさにこのMECEだったんですよね。つまりページ増を防ぐために情報は重複させずに、すべての機能説明や注意を網羅しなければならない、という訳です。経験を積んだマニュアル制作者が論理思考や情報の構造化に強いと言われる所以は、ここにあったのです(最近はこの能力の低下が目立ってきているようですが)。 なんですが、メーカーなどの情報の提供側からするとMECEで良くても、ユーザー側にはとんでもない話となります。これは当たり前の話で、情報が他の見出しと重複しているかどうかなんてユ
前回の「ステップ1」で書き出したリストをもう一度見ながら、「やっぱりこれはやりたい」「ゼロベース思考で考えてもやりたい」「時間対価値を考えてもやりたい」、「優先順位も高い」「やりたいと思い込んでいるだけでもない」「本当にやりたいんだ」、というものをチェックしてください。 「ステップ2」――先延ばしする心理的な要因が何かを調べ、自分の陥っているパターンに気づく 次に下にある「快・苦痛原理の実習」の表の「行動」の行にそのチェックしたあなたのやりたいことを1つずつ書き込んでください。 ステップ1で本当にやりたいことが抽出されたので、今度は心理的な抵抗がないか、自分の陥っているパターンをこの表を使って確認していきます。 やりたいのに先延ばしされている仕事は、たいていの場合、「やること」と「苦痛」が結びつき、「やらないこと」と「快」が結びついています。 「快・苦痛原理の実習」の表にある例、「机の片付
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