タグ

ブックマーク / font-da.hatenablog.jp (16)

  • はてなの黄昏と「キリンちゃん」という架空の人格 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    ここのところ、はてなの衰退の話が出ています。 orangestar.hatenadiary.jp p-shirokuma.hatenadiary.com orangestar.hatenadiary.jp pha.hateblo.jp はてなから人がいなくなっているのは間違いないだろうと思います。最近ではたくさんブックマークがついて、ホットエントリーに入っても、アクセス数はたいして上がらなくなりました。私の知人もほとんどがTwitterに移動しています。なにより、こんなふうに思い出話ばかりで盛り上がるところを見ると、いよいよはてなも黄昏時だなあと思います。 私自身は、はてなのブログはシンプルなデザインで文章を無制限に書けるところが気に入っているので、サービスが終了するまではこのまま使うことでしょう。ただ、もう以前のように頻繁にネット上の議論に参入することはないだろうと思います。 私がはてな

    はてなの黄昏と「キリンちゃん」という架空の人格 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    solailo
    solailo 2021/07/02
  • ネット上のフェミニズムについて - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    思わぬ形で炎上してしまったので、何度かこれまで書いてきたネット上のフェミニズムについて、アップデート版をメモがわりに書いておく。 私はネット上のフェミニズムを切り離さない。 ネット上で一部のフェミニストが「ツイフェミ」「ネットフェミ」「ミサンドリスト」などと呼ばれて批判されている。私はかれらとほとんど思想的に接点はなく、主張も重なるところはない。だが、かれらがフェミニストを名乗る限り*1、自分と切り離すつもりはない。かれらもまた、私と同じフェミニストである。 そのことは、私がかれらを批判しないことを意味しない。私はトランスフォビア、セックスワーカー差別に反対するし、表現規制には慎重な態度を取る。必要な場合は、かれらを批判する。ただし、私の批判はフェミニストとして、フェミニストに向けて行うものである。私は、被差別の当事者以外が、フェミニストの肩書を引き受けずに、フェミニズム批判する場合、それ

    ネット上のフェミニズムについて - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    solailo
    solailo 2020/01/22
  • 大学に行かずにフェミニズムを学ぶ方法 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    すっかりインターネットでもフェミニズムがお馴染みになり、「いったいフェミニズムとはなんなのか?」「どうやって勉強すればいいのか?」と聞かれることが増えた。「フェミニストがちゃんと説明しろ」という声もある。そんななかで、大学でジェンダー学*1に触れたが、絶望したという経験を書いている人がいる。 八谷リナ「ジェンダーヤクザがジェンダー学に絶望した話」 https://note.mu/rina_hachiya/n/n8ae145f01de5 八谷さんは女子大に進学し、ジェンダー学の授業を履修したが、以下のような経験をしたという。 先生は異常な厳しさで私たちを制圧した。誰も意見できなかった。そして「今までのあなたたちの価値観は間違っている」と男女観をぶち壊しにかかった。授業内容は安定の「男は加害者・女は被害者」というものだった。 そして次のような心境に至った。 私はどんどんミサンドリーに苦しめられ

    大学に行かずにフェミニズムを学ぶ方法 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    solailo
    solailo 2019/11/02
    よい記事
  • 「弱者男性」は何を望むのか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    数年前から「弱者男性」という言葉がインターネット上で流通するようになっている。定義は明確ではないが、マイノリティ属性(「障害者」「セクシュアルマイノリティ」「生活困窮者」「民族的少数者」など)を持たないが、不安や困難を抱える男性のことだろう。問題は、「弱者男性」は「フェミニズム」批判のために出てきた概念だということだ。 最近話題になったのは以下の記事だ。 「決して救われない社会的弱者「キモくて金のないおっさん」について語る」 http://togetter.com/li/824984 「弱者男性とフェミニズム」 http://shibacow.hatenablog.com/entry/2015/05/24/202444 男性側からの「弱者男性」への反論と、それに対する再反論が以下である。 「いい加減“弱者男性”をフェミニズム批判の道具にするのをやめろよ。 http://anond.hate

    「弱者男性」は何を望むのか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    solailo
    solailo 2019/08/04
  • 正しいことと、それがどうでもよくなること - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    まとまらないが、メモ代わりに。 私はPCを大事にしているので、たいてい正しいことを言う。たとえば、「レイプをしてはいけない」と言う。間違っても「男はそういうもんだから」とか「欲望は抑えきれないから仕方がない」とかは、言わない。そういう寛大で理解ある態度をとりたいわけではない。 ただ、興味は他人よりあるほうだ。レイプをする人が、なぜレイプにいたるのかを知りたい。そして、「そんなことはしてはいけない」とわかっていながら、足を踏み外す人間というものが、謎めいてみえる。 人は「人を殺してはいけない」と知っていても、殺す。「レイプしていはいけない」と知っていても、レイプする。逆に、なんの得にもならないのに、被害者が加害者を赦すことがある。どちらも、まったくの不合理であり、他人からは理解不能である。 このわけのわからなさに至らないように、社会を整備する必要はある。しかし、それ以上に、私はこのわけのわか

    solailo
    solailo 2019/07/15
  • パロディ問題について - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    【この記事の末尾に重要な追記があります。そこまで併せてお読みください(2019/7/17)】【さらに末尾に追記をしました(2019/8/4)】 少女漫画雑誌「花とゆめ」14号に掲載された、ある読み切り作品について議論が起きている。この作品は、新人漫画家A氏が編集者B氏の指示により、有名少女漫画家C氏の絵柄に似せて描かれている*1。さらに、この漫画の内容は、ステロタイプ化された少女漫画のパロディになっている。この作品の発表後、「花とゆめ」の編集部には多数の抗議が寄せられた。また、漫画家C氏から、この作品について連絡等はなかったことを示唆する発言がSNS上であった。その結果、「花とゆめ」編集部は漫画家C氏と読者に向けて謝罪を表明した*2。 この問題について、漫画評論ブログ「漫棚通信」で以下のような言及があった。 「誰が誰にあやまるのか:花とゆめ2019年14号」 http://mandanat

    パロディ問題について - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    solailo
    solailo 2019/07/14
    ある程度なるほど、と思いながら読んだのだけど、font-daさんが読まずに「たぶん面白くなかったんだろう」と結論するのは大変残念。コメントを控えるか、読んだ上での感想をのべてほしかった。
  • ザ・ノンフィクション「会社と家族にサヨナラ 〜ニートの光の幸せ〜」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    で一番有名なニートことid:phaさんを中心に運営している「ギークハウス」が、テレビ番組「ザ・ノンフィクション」に取り上げられた。 「ザ・ノンフィクション後編は25日放映です」 http://pha.hateblo.jp/archive/2017/06/24 ギークハウスは、30代前後の人たちが共同生活を行うシェハウスだ。「働かない/働けない」人たちが集まって暮らしている。主な運営資金はカンパや就労している人たちの出資で賄っている。プログラマなどのIT関係者の溜まり場というイメージも強かった。社会の「常識」や「ルール」に馴染めなかったり、精神疾患・障害を持っていたり、失職を繰り返したりしている人たちが共同生活をしている。同時に抜きん出た「個性」と「才能」を持つ人が数多く集まる場所にもなってきた。 このギークハウスを取り上げた番組の中で私が引き込まれたのは、phaさんの「一人だけ生き残っ

    ザ・ノンフィクション「会社と家族にサヨナラ 〜ニートの光の幸せ〜」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    solailo
    solailo 2018/07/09
  • 性暴力被害者の告発をどう受け止めるのか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    この記事は三部構成になっています。関心に即してお読みください。 (1)はあちゅうさんの性暴力の告発 (2)はあちゅうさんに対する批判 (3)告発した被害者と支援者はどのような状況に置かれるか (1) はあちゅうさんの性暴力の告発 いま、インターネット上で性暴力の告発が次々と行われている。きっかけは英語圏で始まった「#metoo」というタグである。過去に性暴力被害を受けていた人たちが、自分の経験を語り出した。日でもTwitterを中心にして、性暴力の告発が続いている。 その中で、作家のはあちゅう(伊藤春香)さんが、電通に勤務しているときに上司から苛烈なセクハラ・パワハラをされていたことを告発した。加害者は、はあちゅうさんを深夜に自宅に呼び出して「指導」の名目で繰り返し罵倒し、人格否定を行なった。また、はあちゅうさんの女性の友人を紹介させて性行為を行い、その友人を貶める発言をはあちゅうさんに

    性暴力被害者の告発をどう受け止めるのか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    solailo
    solailo 2017/12/20
  • 「成人向け同人小説」を研究対象にする場合の問題について【追記あり】 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    id:lisagasuさんからブクマコメ*1でコールをいただいていたので、「成人向け同人小説」を研究対象にする場合の問題について、簡単に私の意見を述べる。これは、人工知能学会に掲載された論文において、「成人向け同人小説」を作者に無断で分析対象にし、その固定URLを伏字なしに掲載した件について言及している。(この論文は立命館大学の管理するウェブサイトに公開され、誰もが簡単にアクセスにできる状態にしてあった。立命館大学側が事態に気づき、非公開に切り替えた。) 私がこの件が問題であると考えるのは以下の4点である。 (1)研究テーマが表現の「有害性」についてものであったこと (2)研究対象が「成人向け同人小説」であったこと (3)研究の方法・内容に不備があったこと (4)論文を非公開にする判断を下したのは「学会」ではなく「大学」であったこと(追記:こちらは事実誤認であることがわかっため、撤回) (

    「成人向け同人小説」を研究対象にする場合の問題について【追記あり】 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    solailo
    solailo 2017/05/27
  • ジョージ・ミラー「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    あんまりにも評判がいいので「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観に行ってきた。ネットではフェミニズム映画かどうかが議論になっているようだが、私はこの作品は男性監督の「男の夢みるフェミニズム」の映画だと思った。抑圧され奴隷化された男性が、女性たちと共闘する物語なのである。以下はネタバレを含むので、観る予定のある人は読まないこと推奨。(アクションシーンなど、フェミニズムに関する話以外の感想はすべて割愛しています) ジョージ・ミラー「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 http://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuryroad/ マッドマックスの世界は、核で大地が汚染され、緑が失われた荒野が広がっている。悪の帝王イモータン・ジョーによって、民衆は搾取され貧しい暮らしの中、従属することでしか生き延びられない。ジョーの手駒であるウォーボーイたちは、戦争のために教育

    ジョージ・ミラー「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • 「子どものこと、ちゃんと考えたほうがいいよ」という暴力 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    私は31歳になった。男性のパートナーと同居しているので、表向き上、「幸せなヘテロのカップル」ということになっている*1。子どもはいない。たぶん、持つことはないだろう。 このたった三行を書くために、ものすごく緊張する。私にもそれなりに事情があるのである。その詳細を他人に言う気もしない。だからと言って、「産まない」と固く決意しているわけでもなく、ふらっと産むかもしれない。だが、ピルを飲んでいるので偶然の妊娠の可能性も低く、順当にいけば私は子どもを産まないだろう。 そこに、こんな言葉が降ってくることがある。 「子どものこと、ちゃんと考えたほうがいいよ」 私は黙って、困った顔をして笑う。なぜ「産まない=考えていない」のだろうか。散々、考えた挙句、産んでいないのだ。 だいたい、「考えろ」「考えろ」って、どうやって考えるのだ。この社会は、妊娠出産に関する費用の負担も大きく、産んだ後の保育も十分に整備さ

    「子どものこと、ちゃんと考えたほうがいいよ」という暴力 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • 原田正治「弟を殺した彼と、僕。」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    来週の日曜日、7月26日に原田正治さんの講演会が開催される。(http://d.hatena.ne.jp/font-da/20090701/1246409740)私は司会進行を務める予定だ。原田さんの著書「弟を殺した彼と、僕。」は残念ながら絶版になっている。 弟を殺した彼と、僕。 作者: 原田正治,前川ヨウ出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2004/08メディア: 単行購入: 9人 クリック: 88回この商品を含むブログ (40件) を見るこのは、犯罪被害者・加害者の問題を考える上で必読であろう。これを機会に、さわりだけでも紹介したい。*1 1983年に「半田保険金殺人事件」が起きた。原田さんの弟・明男さんは、保険金目的で、事故に見せかけて殺されてしまう。加害者の一人が、明男さんの雇用主・長谷川さんである。36歳であった原田さんは、この事件を機に、マスコミ被害や周囲の人たちの無理解

    原田正治「弟を殺した彼と、僕。」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • 男はフェミニストを続けうるか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    最初に書いておくが、私はフェミニストである。さらに、「女だけフェミニズム」を批判し、ジェンダー・アイデンティティに関わらず、フェミニストを名乗れて当たり前だと思っている。「フェミニズムはみんなのもの」(byベル・フックス)である。 しかし、男とフェミニズムをやっていけるかというと、残念ながらまったく自信がない。私はジェンダーの問題を男性を議論するたびに、自分がすり減って、大事なものを奪われていくような感覚に陥ってきた。もちろん、そうでなくうまく議論できることもないわけではないが、そんなのは100回に1回ぐらいだろう。特に、ジェンダー違和のないヘテロ男性とは、どこから話していいのか皆目見当もつかない。最終的に「どうせ男にはわからないよ!」と叫びそうになり、「それだけは言っちゃいけないよ」と自制して、そう思ってしまったことに対して反省を繰り返す羽目になる。*1 なぜならば、男性と女性の間には、

    男はフェミニストを続けうるか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • 痴漢問題を論じるうえで - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    一応、私がいつも踏まえておいた方がいいと思う前提を書いておきます。 (1)えん罪 なぜか「痴漢被害者vs痴漢えん罪被害者」の構図が生まれ、女性が前者を、男性が後者を代表し、それが「女性vs男性」の構図にすり替わっていくことが多いようです。 痴漢の場合は、関与する当人は「被害者と加害者」です。しかし痴漢えん罪の場合は、「冤罪被害者と司法関係者」です。現在の司法手続きは、えん罪が非常に生まれやすいシステムになっています。とりわけ、代用監獄の問題が指摘されてきました。(http://www.toben.or.jp/news/daikan/q1.html) えん罪は、「女性が声をあげないようにすること」で防ぐべきではありません。判決が確定するまでは人権を守った手続きをとり、慎重に事実を調べていくことで、防ぐべきです。証言の信頼性を疑ったり、監視カメラという発想をする前に、現行システムの改善で防げる

    痴漢問題を論じるうえで - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • 大澤信亮「触発する悪――男性暴力×女性暴力」(「フリーターズフリー」2号) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    もう店頭に並んでいるのだろうか。(私は見誌をいただいている。) フリーターズフリー vol.2 (2) 作者: 有限責任事業組合フリーターズフリー出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2008/12/03メディア: 単行購入: 9人 クリック: 51回この商品を含むブログ (27件) を見る特集2は「性暴力」で4人の論者が各々に論じている。 ■ 「モテないという意識」を哲学する 森岡正博 ■ 「レイプされたい」という性的ファンタジーについて 小松原織香 ■ 触発する悪―男性暴力×女性暴力 大澤信亮 ■ 性暴力についてのノート 杉田俊介 どれも今まで書かれたことのない議論が展開されているので、読み応えはあるだろう。私も、どの論文にも言いたいことがある。 しかし、ちょっと笑ってしまったのは、小松原と大澤信亮さんが、同じ大澤真幸「<自由>の条件」に収録されている「レイプという悪」についての議

    大澤信亮「触発する悪――男性暴力×女性暴力」(「フリーターズフリー」2号) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • さくらん - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    あんまりにも酷くて、映画館まで観に行ってしまったことを忘れようとしていた映画だけれど、バイブ屋LPCのコラム(http://www.lovepiececlub.com/index.html)で、フーサンが「全く同感!」というレビューを書いていたので引用する。 わたしは映画を鑑賞しながら、こんなふうな生活をしている己に、何だか胸がちくちくしてきて、急に涙がこぼれそうになった。なぜかというと、土屋アンナみたいな美人を遠慮なく視姦する女監督の生活を、それをまた覗き見しているような気になってきたから。自分の好みのものを身の回りに揃えて飾って囲まれて、足の踏み場もないような気になってきたから。薔薇の花びらいっぱいのバスタブに漬け込まれ、自己愛に溺れているような気になってきたから。そういう気になることを仕組まれているという思いで胸が苦しくなってきたから。 高橋フミコ「さくらん」『映画爛熟』(http:

    さくらん - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • 1