◇ブラックボックスの内部は「調整の現場」だった 08年末の「年越し派遣村」村長として知られる湯浅誠さんが今月7日、内閣府参与を辞任した。政府の外から貧困対策を訴えてきた社会運動家が、政権内に入って約2年。中に入って見えたものは?【山寺香】 ◇求められれば関わり続ける 湯浅さんが最初に内閣府参与になったのは、民主党に政権交代した直後の09年10月。派遣村村長として政府を厳しく批判してきた人物の登用は、注目を集めた。10年3月に一旦辞任し、同年5月に再任用された。 この間の政権の変化をどう見ているのか。 「漠としたイメージで言うと、従来の自公政権から一番外れたのが鳩山由紀夫政権でした。そこで提示された格差・貧困政策の方向性はおおむね歓迎すべきものでしたが、その後の菅直人政権で少し戻ってきて、野田佳彦政権でかなり戻ってきた。菅さんのころから、かつての自民党の幅の中に収まってきたと感じています」。
カタルーニャ国際賞の授賞式で、スピーチする作家の村上春樹さん=スペインのバルセロナで2011年6月9日、ロイター 9日のスペインのカタルーニャ国際賞授賞式で配布された作家村上春樹さんの受賞スピーチの原稿全文は次の通り。(原文のまま) 「非現実的な夢想家として」 僕がこの前バルセロナを訪れたのは二年前の春のことです。サイン会を開いたとき、驚くほどたくさんの読者が集まってくれました。長い列ができて、一時間半かけてもサインしきれないくらいでした。どうしてそんなに時間がかかったかというと、たくさんの女性の読者たちが僕にキスを求めたからです。それで手間取ってしまった。 僕はこれまで世界のいろんな都市でサイン会を開きましたが、女性読者にキスを求められたのは、世界でこのバルセロナだけです。それひとつをとっても、バルセロナがどれほど素晴らしい都市であるかがわかります。この長い歴史と高い文化を持つ美しい街に
携帯電話端末を特定の通信会社でしか使えないようにする「SIM(シム)ロック」の解除を総務省が打ち出したことについて、反対するソフトバンクモバイルの孫正義社長と、推進する原口一博総務相が、簡易投稿サイト「ツイッター」で応酬を繰り広げた。 解除方針が発表された2日、原口氏が「うれしい報告。大きな歯車が動き出しました」と投稿した。しかし、全面解除されれば、ソフトバンクが日本で独占販売している米アップル社の高機能端末「iPhone(アイフォーン)」を、他社の契約者も利用できるようになる。孫氏は「(解除を)強制すると、またしても総務省が原因で端末が売れなくなる」と批判。さらに「(国内で割引販売しているアイフォーンが)海外に横流しされ大被害」と書き込んだ。 原口氏は3日「総務省がビジネスモデルを強制することはありません」と返答。孫氏は「強制でなければ、いくつかの機種で試行可能」としながらも「(解除すれ
政策演説するオバマ米大統領=東京都港区のサントリーホールで2009年11月14日午前10時33分、代表撮影 オバマ米大統領は14日午前、東京都港区のサントリーホールで米国のアジア政策について演説した。演説の全文は以下の通り。 ◇オバマ大統領東京演説 全文 ARIGATO。おはようございます。東京に来られて大変光栄だ。大統領として初めてアジアを訪れる中での最初の訪問地だ。古くからの友人である新駐日大使のルースさんら、日米両国の結びつきを強化するために日夜尽力されている日本と米国の皆様とご一緒できることをうれしく思う。 日本を再訪できたことは、大変すてきなことだ。子供のころ、母親が鎌倉へ連れていってくれた。何世紀もの間、平和と静寂の象徴であり続けた大仏をそのとき見上げたのだが、子供だった私は抹茶アイスクリームへの関心の方が強かった。昨晩の食事にアイスクリームが出て、そうした思い出の一つを共有で
鳩山政権は3日、ホームページ(HP)の更新などインターネットを利用した選挙運動を解禁する方針を固めた。ネット選挙解禁は民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)に盛り込まれており、来年の通常国会で公職選挙法改正案を成立させ、来夏の参院選での実現を目指す。これにより、有権者は公示後もネットを介して候補者情報を自由に入手できるようになる。選挙の情報発信のあり方は大きな変化を遂げる見通しだが、候補者になりすましたネットの悪用などの課題も残っている。【中井正裕、石川貴教】 先月の記者会見で原口一博総務相は「インターネット選挙の解禁もマニフェストで約束している」と言明。民主党の小沢一郎幹事長も公選法改正について「それなりに時間をかけて議論して成案を得たい」と述べるなど、政権交代が解禁への扉を開けた形だ。 ネットの選挙運動への利用は▽費用が比較的少額▽候補者と不特定多数の有権者の意見交換が容易▽候補者の政
経済評論家の勝間和代さんと、歌手の広瀬香美さんがネットサービス「Twitter」の米・サンフランシスコにある本社を訪問した。日本でも利用者が急増している「Twitter」の躍進の秘訣は何なのか。今後の展開はどうなるのか。はたまた、広瀬さんのTwitterソング「ビバ☆ヒウィッヒヒー」は本社でどう受け止められているのか。勝間さんに訪問記を寄せて頂いた。 ◇ ここ最近、さまざまなメディアで注目される140文字のつぶやき、Twitterですが、日本の新聞では初めて、サンフランシスコの本社を訪問してきました。同行したのは、「ビバ☆ヒウィッヒヒー」の歌でおなじみ、シンガソングライターの広瀬香美さんです。 迎えてくださったのとは、日本事業担当のバイリンガル、松沢ゆかりさん。(10月15日に東京で行われた)Tweetup Tokyo 09 Fallイベントでは、共同創業者、Biz Stoneさんの通訳と
事業許可取り消しの処分通知書を受け取る国際自動車・菅原信一社長(左)=横浜市中区の第2合同庁舎で2009年9月2日午前9時59分、中島和哉撮影 「km」マークで知られる大手タクシー会社「国際自動車」(東京都港区)の超過勤務問題で、国土交通省関東運輸局(横浜市中区)は2日、同社の事業許可を取り消す行政処分を出した。大手タクシー会社の許可取り消しは初めて。本社所属のタクシーとハイヤー計910台が12日から最低2年間営業できなくなる。 同運輸局によると、今年の監査で運転手の超過勤務などが判明。過去3年間の累積違反点数が道路運送法で定められた取り消し基準に達した。グループ会社のタクシーやハイヤー計約3400台は処分の対象外。同局で処分通知書を受けた菅原信一社長は「処分を厳正に受け止め、会社経営を改善していきたい」と語った。【中島和哉】
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