参院選(21日投開票)の投票率アップに貢献しようと、投票を済ませた人を対象に、商品を割り引きするなどのサービスが全国の商店に広がっている。 那覇市では、市選管発行の「投票済(ずみ)証」の提示で値引きする「選挙割(わり)」を実施。低迷する投票率を何とか上げようと、地域を挙げた取り組みが進む。 「『選挙割』の店の情報が載ってますよ」。15日午後、那覇市の大型商業施設で、那覇青年会議所のメンバーや大学生ら約10人が、割引店が載ったフリーペーパー「ちゅらグルメ」を買い物客に配った。 「選挙割」は同会議所が、参院選と、同日選の那覇市議選の投票率を上げようと発案。大学生ら約20人も活動に加わり、居酒屋や土産物店など計51店が賛同した。金額に応じて1000円値引き、1割引きなどのサービスを8月末まで行う。同会議所の保田盛(ほたもり)清士理事長(38)は「若者の政治への関心が高まり、大型店に押されがちな商