北朝鮮外務省は11日、北朝鮮の5度目の核実験についてオバマ米大統領が非難する声明を出したことに対し、「米国こそが我々を核弾頭開発に駆り立てた張本人」などと批判する報道官談話を発表した。 談話では、今回の核実験について「米国をはじめとする敵対勢力の核戦争の威嚇と制裁騒動に対する実際的な対応措置の一環」だとし、「敵が我々に手を出すなら、我々も迎え撃つ準備が整っているという超強硬の意思の誇示である」とした。「核武力の質的・量的強化措置は継続される」とも強調した。 一方、韓国国防省報道官は12日の記者会見で、「韓米情報当局は北韓(北朝鮮)が追加の核実験を行う準備が常に整っていると評価している」と述べた。(ソウル=東岡徹)