2016年の五輪招致を見すえ、東京都が「東京」の魅力を世界に発信しようと、浅草や秋葉原など都内各地の映像(約60シーン)をちりばめたDVDを1億円かけて制作しました。 DVDは2種類で、四季折々の景色を網羅した「観光用」(15分)と、東京の歴史や将来像をコンピューターグラフィックスを交えて解説する「紹介用」(12分)。ナレーションはほとんどなく、「映像で一気に見せる」、スピード感あふれる展開が特徴といえます。 先日、来日中の知人のエストニア人の大学生(23)に再会しました。バルト海に面する自然豊かな国で医師を目指す彼は、大好きな柔術と空手のけいこに参加するために訪日するほどの“知日派”。そんな彼に早速DVDを視聴してもらいました。結論から言うと、反応はよくありませんでした。理由は「中身はいい。ただ、映像が次々に切り替わるので疲れる。場面が多い。ノイジーだ」。 彼がここで言う「ノイジー」とは