「子どものための建築と空間展」(東奥日報社などでつくる実行委員会主催)が7月27日から、青森市の県立美術館で開かれる。明治時代から現代までの小学校校舎を中心に、子どもたちの学びや遊びの場として作られた先駆的かつ独創的な建築と空間を紹介。県内の3施設を含む約70施設を取り上げ、写真や設計図、模型などを展示する。 同展は、東京都のパナソニック汐留美術館との共同企画。同館で3月に終了した展示に「青森らしさ」を加えた内容となる。県内の施設は、円形校舎が親しまれた「むつ市立大湊小学校」(1959年竣工(しゅんこう)、98年解体)、東京大学吉武研究室が設計した「七戸町立城南小学校」(65年竣工、86年解体)、75年に建築家・故菊竹清訓氏が設計し、現在も使われている「黒石ほるぷ子ども館」を紹介する。 このほか、大正時代に八戸市出身の教育者・羽仁もと子夫妻が創設し、国重要文化財に指定されている「自由学園明