富士山の噴火を想定したハザードマップの改定作業の中間報告がまとまり、新たに見つかった火口などを考慮した結果、従来よりも、火砕流などが到達する距離が延び、主要な道路まで到達するおそれがあることが分かりました。 30日は、改定作業の中間報告が行われ、過去5600年間に起きたおよそ180の噴火などをもとに、溶岩流と火砕流のシミュレーション結果などを公表しました。 それによりますと小規模な噴火が起きた場合、溶岩流が到達する時間が一部の地域では現在の想定よりも早まり、溶岩が流れる範囲も広くなるとしました。 このうち今回、新たに火口に加えた富士吉田市の「雁ノ穴火口」周辺で、小規模な噴火があった場合、溶岩流は市街地まで2時間程度で到達し、6日後には山頂から27キロ先の都留市に到達するとしています。 また、火砕流は噴火の規模を問わず、斜面が急な北東と南西方向に流れ、このうち富士吉田市では避難路としての活用
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