私は、YouTuberとして釣りを「生業」にしている。 釣れた魚のほぼすべてを生食していると言うと引かれてしまうかもしれないが、それだけお刺身には魚本来の旨味、香り、触感を最大限に堪能できる魅力がある。 魚種によって脂の乗り、舌触りの違いを楽しむことで、魚の個性を感じられる。魚の生食文化を進化させてきた日本に生まれて良かったと感じる瞬間でもある。 しかし、生食にはリスクが生じるのも周知のとおり。特に近年注目を集めている「アニサキス」は、魚の鮮度が良ければ万事解決とはいかない厄介な寄生虫だ。今回はお刺身好きの天敵アニサキスとの向き合い方を自身の体験とともに紹介したい。 太平洋側で獲れたサバは… アニサキスは1~2cmの半透明な線虫で、海洋生物の食物連鎖に便乗して最終宿主であるイルカやクジラに寄生することで最大で3mほどに成長する。我々が目にするサイズは第3期の幼虫であり、完全体には程遠いよう
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