島根県出雲市出身で将棋の里見香奈女流四冠。「出雲そばが無性に食べたくなる時がある」と、地元への愛着を隠しません。記者がその場所を訪ねました。 女流将棋界の第一人者だが、とても謙虚。彼女が自分の実績を誇る姿を見たことが無い。けれど、故郷の島根県出雲(いずも)市(し)のお国自慢はスラスラと。盤上での攻めの鋭さから「出雲のイナズマ」がニックネームだ。「中学生のころはすごく恥ずかしかったんですが、大好きな『出雲』も入ってますし、今では、ありがたいですね」。里見香奈お勧めの場所は、もちろん出雲だ。 まず、旧大社駅。1912(明治45)年に国鉄大社線の開通で開業し、24(大正13)年に改築、出雲大社への参拝客らを迎え続けた。90(平成2)年にJR大社線が廃止され、駅としての役目は終えたが、純和風の木造建築や線路跡は観光客や鉄道ファンに愛され続ける。 92年生まれの里見にとって、幼い日に将棋を学んだ思い
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