身の回りにある数字。何となく受け入れているかもしれないが、よくよく考えるとどうしてその数字なのかわからないということも多いだろう。たとえば、飛行機の機体についているあの数字。 高度経済成長期に開発され、日本でも“ジャンボジェット”の愛称で親しまれたジェット旅客機「747」は米ボーイング社のもの。同社の機体には、747をはじめ、737、767、777、787など「7」が使われているのが特徴だ。対して、欧州エアバス社のものには、A300や310、330、340など「3」が使われている。 なぜこの数字かというと、エアバス社は、最初に開発されたのが300人乗りの旅客機「A300」だったことに由来する(現在は座席数と無関係)。一方、ボーイング社はプロペラ機や軍用装備品に「6」が使われていたため、「7」が割り当てられたという、実は単純な理由だったのだ。 ※女性セブン2020年1月30日号