印刷 関連トピックス北朝鮮金正日 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去を受けた安全保障会議に遅刻した山岡賢次国家公安委員長が、20日の記者会見で釈明に追われた。事務方のミスを強調する姿勢がさらに批判を招いている。 安全保障会議は19日午後1時からで、関係閣僚には35分前に伝えられた。山岡氏は宇都宮市の栃木県警本部や専門学校の式典などの訪問を終え、新幹線で東京に戻る途中だった。会議室に着いたのは午後1時10分。首相の指示はすでに終わっており、山岡氏は首相から直接指示を受けた。 北朝鮮は19日午前10時に「正午からの特別放送」を予告していた。山岡氏は20日の会見でそれを指摘され、「その情報は私には届いていなかった」と反論。さらに警察庁幹部が代理出席しなかったことを「遺憾だ」と批判し、警察庁担当の副大臣がいないことを引き合いに出して「私が行かないとだれもいないというのでは不便だ」