自民党の船田元衆院議員は30日、自身のホームページで、政府・与党が11月1日召集の特別国会で実質審議を行わず、8日に閉会すると提案したことを批判した。安倍晋三首相や与党幹部らが「丁寧に、真摯(しんし)に対応していく」という趣旨の発言を繰り返していることに触れたうえで、「特別国会を最小限で閉会にしたら、言行不一致の誹(そし)りを免れない」とした。 政府・与党は、首相の外交日程などを理由に特別国会は首相指名選挙などにとどめる構えだが、野党は首相の所信表明演説や代表質問など実質審議を要求。船田氏はホームページで「やり繰りをすれば、衆参で1日ずつの予算委員会を開くことは可能。だめなら年内に臨時国会を開くという選択肢もある」と指摘した。 首相は9月28日召集の臨時国会の冒頭で衆院解散に踏み切ったため、審議は一切行われなかった。船田氏は特別国会が8日で閉会し、臨時国会も見送られた場合、「6月末に閉会し