近年科学者たちの多くが、人間の脳が限界にきているということを声にし始めています。「人間の脳はその許容量がすでにピークに達しており、私たちが今以上の脳の働きを求めるのは物理的に不可能である」という意見です。それでも人間は、業が深い生き物。多くの欲はもちろんのこと、知識においてもさらなる発展を望むのでしょう。 しかし、脳をもっともっと働かせるためには、想像を超える膨大な量のエネルギーと酸素が必要になるのだそうです。そしてそれは、決して簡単に提供できるものではないといいます。私たちの脳は、もうすでに悲鳴をあげているということなのでしょうか。 人間はこれまで、ペニシリンやスペースシャトル、コンピューターに人工心臓など、他にも数え上げればキリがないほどの発見や発明をしてきました。人知は今後、どこへ向かうのでしょう。もし「人間の脳が限界にきている」という説が事実であるなら、答えは「どこにも行けない」と