[香港 31日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米アップルAAPL.Oは、中国で事業を拡大して同国に長居をすれば、それだけリスクも大きくなる。時価総額8000億ドル(約88兆円)の「iPhone(アイフォーン)」メーカーは、ライバルの他の外国企業と比べ、中国で大きな成功を享受している。 だが、クラウドや決済などのサービスを中国で推し進めるにつれ、フェイスブックFB.Oやウーバーなどを締め出した同国の予測不可能な規制当局や地元企業に、アップルも直面することになるだろう。 経済的あるいは国家安全保障上の理由から、中国が外国企業よりも地元企業を好むことは周知の事実である。だが、アライアンス・バーンスタインのアナリストらによれば、アップルの昨年度売上高の5分の1以上、営業利益600億ドルの4分の1が、中国によってもたらされている。 これに対し、IBMIBM.NやオラクルORCL.N、E