スーパーコンピューターの利用技術の継承が目的だったはずが、いつの間にか世界最速を達成した「京」である*1が、次世代計画が持ち上がっているらしい。1,000億円かかるそうだ。参院議員の蓮舫氏と同じ疑問がわきあがる。2位じゃダメなんでしょうか? 研究成果が一番と、計算速度が一番は同じ事を意味しない。世界最速のスパコンを動かしたい分野もあるはずだが、そこそこ速いコンピューターで十分に研究できるケースも多い。2010年12月に完成した米空軍研究所(AFRL)の計算グリッドは、1,760台のPlayStation 3を接続することで、当時最速の天河1Aの1/4の速度を、200万ドル程度で実現している*2。電気代も安いそうだ。 そう、電気代は問題だ。2009年に世界最速スパコンと名を轟かせたRoadrunnerは、4年間の運用後に電気代を理由にスクラップにされた*3。開発費は1億ドルもかかったと言うの