アメリカの大学生などの若者たちの間で、グループメッセージのやり取りでiPhoneのiMessageを使っていないと仲間外れにされる、という同調圧力が働いている、とThe Wall Street Journal(WSJ)が報じています。記事では、Googleの役員がAppleの囲い込み戦略を「不誠実だ」と批判しています。 グリーンの吹き出しのAndroidユーザーは仲間外れに アメリカの大学生たちの間で、メッセージの送受信時の吹き出しがiPhoneのiMessageではブルーなのに対して、Androidデバイスから送信されたSMSはグリーンになることを巡って、グループチャットでグリーンの吹き出しだと仲間外れにされる現象が発生している、とWSJが報じています。 iMessageで利用できるミー文字や簡単にリアクションできるTapbackなどのオリジナル機能が若者に人気が高く、これらが利用できな
ここはシリコンバレー、その響きからどのようなイメージを持たれるだろうか? 日本企業も多く進出するこの地域は、世界中からトップレベルのエリート人材が集まり、GAFAに代表されるような、世界的な企業がひしめきあう、テクノロジーとイノベーションの中心地。 一年の約300日が青空のカリフォルニアの好気候の元、ゴルフ、サーフィン、ビーチバレーを楽しみ、人生を謳歌する人々。 解放的な雰囲気の中で、仕事も遊びもとても充実している。 何もかもが恵まれている、まるで楽園のような場所のイメージがあるかもしれない。しかし、その裏には、住んでみて初めて気付く部分もある。 日本ではあまり知られていないシリコンバレーの影以下に紹介するのは、現職のGoogle社員が自身の生活から感じた、シリコンバレーの影とも言うべき部分をまとめた手記である。 ここはシリコンバレー (原題: This Is Silicon Valley
グーグルらが運営する「グローバル・フィッシング・ウォッチ(GFW)」のサービス画面。青白く光るのが漁船。クリックすると船籍や船舶のタイプが表示される。 出典:Global Fishing Watch グーグル、海洋保護団体オセアナ、環境保護団体スカイトゥルースが運営する、世界の海洋漁業を見える化するプロジェクト「グローバル・フィッシング・ウォッチ(GFW)」は12月18日、2018年を「漁業の透明化元年」と位置づける声明を発表した。 3週間にわたる「密漁船の大脱走事件」の教訓 日本ではほとんど知られていないが、2018年4月、アフリカ南東部のモザンビークに拘留中されていた国籍不明の密漁船が脱走し、国際刑事警察機構(インターポール)や環境保護団体シーシェパードなどの追跡から3週間逃げ回り、最後はインドネシア海軍に拿捕されるという大事件が発生した。 「このケースは、各国政府と非政府組織、国際組
「GoogleはいかにしてAndy Rubin氏(Android の生みの親)を守ったか」。直訳するとこのようになる見出しの記事がThe New York Times(以下、NYT)に掲載され、ちょっとした騒ぎになっていた。日本時間10月26日朝のことで、この記事についてはCNETでもさっそく取り上げていた。今回はこの「Googleセクハラスキャンダル」をめぐる報道について、いろいろと勝手に詮索してみる。 「氷山の一角」にすぎないRubin氏のセクハラ疑惑と処遇 このNYT記事全体に目を通して受ける印象は、これがRubin氏個人にフォーカスしたニュースではないということ。この記事が問題にしているのは、Google上層部にみられる倫理的な問題、そして「身内」への甘さといったことである。そうして、この記事を準備したNYTのいちばんの狙いは何かと言えば、おそらくGoogleをはじめとする「シリコ
担当編集者が語る!注目翻訳書 第6回 『誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性』 著: セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ、訳:酒井泰介 光文社 2018年2月出版 ごくたまにだが、企画検討のために読み始めた原稿にひきこまれて、ついつい最後まで読んでしまうことがある。それが必ずしも、有名な著者の話題作であるとは限らないから面白い。 翻訳書の編集者とはいえ、本一冊分の原稿を読むのは難儀だ。わからない単語もたくさんあるし、どうしても意味のわからないところもある。それでも面白い原稿には、辞書と首っ引きで読ませるだけの力があるものだ。そういう原稿に出会うと嬉しくなって、どうしても版権を取得したいと意気込むことになる。 『誰もが嘘をついている(原題:Everybody Lies)』もそんな本の一つだ。「これは版権も高くなるかも!」と鼻息荒く(しかし慎ましい金額で)オークショ
Appleの新本社キャンパスであるApple Parkで恩恵を被るのは、同社の社員だけではありません。Apple Parkの登場によって、周囲の地価が高騰していることが分かりました。 Appleを始めとするテクノロジー企業の参入 米カリフォルニア州サンタクララ郡の2018年〜2019年における課税原簿(課税台帳)に記された査定額は、前年同期比で7.34%高い、4,830億ドル(約5兆3,130億円)となりました。これだけの高騰を見せたのは言うまでもなく、Appleの新本社キャンパスApple Parkの存在です。原則として、税金は課税原簿で評価された査定額にもとづいて徴収されます。 サンタクララ郡の査定人であるラリー・ストーン氏は、シリコンバレーに社屋を構える複数のテクノロジー企業――Apple、Google、Samsungなどが次々と土地や資産を購入していることが大きいと話します。いかに
Googleは2016年の米大統領選挙以降、偽ニュースを阻止しようとさまざまな方法を試みているが、対立するグループが2つの異なる「事実」を支持する場合、同社のランキングアルゴリズムによって真実を判断するのは困難だという。 選挙期間中のロシアによる偽情報の拡散とは別に、米国で先ごろ起こった銃乱射事件を受けて、誤情報の拡散におけるGoogleの問題が表面化した。誤った情報を広めようとする者たちはこの事件を利用して、対立する政治思想に責任を負わせようとしている。 Googleの親会社Alphabetで会長を務めるEric Schmidt氏によると、こうしたオンラインでの小競り合いは、Googleのランキングアルゴリズムが真実と嘘を見分けることを難しくしているという。 Schmidt氏はHalifax International Security Forumで次のように語った。「たとえば、あるグル
Googleのエンジニアの会社批判が話題になっています。 グーグルのダイバーシティー、男女の違い無視と男性従業員-幹部反論 https://t.co/CKvlWD9q0P pic.twitter.com/yWLhdvY8lc — ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2017年8月7日 エンジニアとしてグーグルに勤めるこの男性従業員はメモの中で、テクノロジー業界で女性が少ないのはバイアス以外が原因になっている可能性があり、グーグルの左寄りの職場文化はこうした問題の率直な議論を妨げていると記した。この文書は急速に広まり、ギズモードが5日、サイトに掲載した。 このエンジニアはメモで、男性のステータスに対する意欲はより強く、これが「長くストレスの多い時間」を余儀なくされるテクノロジーやリーダー職へと男性を押し上げる一方、「女性は平均的によりワークライフバランスを求め
*1 広野さんが15年前の出来事を書いていたので、私も10年ほど前に渋谷109手前でAV女優に勧誘されるも、Google神やYahoo! JAPANに救われた話をしてみようと思います(笑)(ちなみに今は15kgほど痩せたのでGカップではなくCカップ程度。) 僕とセーラー服とすね毛(後編) - いつもマイナーチェンジ! 渋谷のスクランブル交差点で怪しいおじさまに声をかけられる photo by Yoshikazu TAKADA 時は西暦2000年ごろ。まだインターネットがマイナーで、Google日本語サービスが開始され始めた時代。携帯電話はスマホなんかなくて、ガラケー。PHPを持っている人も多かった時代。友達と渋谷109で待ち合わせだった大学生の私は、40代くらいのちょい小太りなおじさまに声をかけられました。 「すいません、ちょっと可愛いから声かけさせてもらったんですけど…急いでる?」 今で
突然といっていいだろう。9月11日、内閣官房・内閣情報調査室(内調)は、情報収集衛星(IGS)で撮影した、鬼怒川の水害の情況の画像を公開した。公表された画像は2枚。デジタル処理で解像度を落としてあるが、IGSで取得した画像が公開されたのは、これが初めてである。 画像公開の背景には、内調が、現在衛星4機体制のIGSを8機体制に倍増させ、さらに衛星間通信を行うデータ中継衛星を新たに保有する意志を示していることがある。 ところが、同じ11日、グーグルは、災害関連情報を集約して表示するサイト「Googleクライシスレスポンス」で、水害地域の詳細衛星画像を公開した。米民間地球観測会社の衛星が取得した画像は、デジタル処理で劣化させたIGS画像より鮮明。かつグーグルマップの上に重ねて表示され、拡大縮小も自由自在。利用者の利便性は衛星情報センターの2枚の画像を圧倒的に上回っていた。虎の子の画像を公開するこ
Googleの元幹部、Forrest Timothy Hayes氏が、2013年11月23日にヘロインの過剰摂取によって死亡した。彼の死をきっかけに、シリコンバレーの技術者や幹部などの間で広がる薬物に注目が集まっているという(San Jose Mercury News、CNN、Slashdot)。 シリコンバレーでは、猛烈なスピードで仕事を片付ける「仕事中毒」は名誉とされている。しかし、このような労働者は何日も寝ずに働いており、そのためにレッドブルやコーヒーだけでなく、コカインやメタンフェタミンといった薬物を使用し、それに依存するようになるという。 こういった違法薬物だけでなく、鎮痛剤の過剰処方による鎮痛剤依存者も問題になっているという。ハイテク業界はヘロインと鎮痛剤乱用を背景にして成長を続けている、という声も出ているようだ。こうした鎮痛剤は入手しやすいということも、シリコンバレーの薬物依
ちょっと前まで、グーグル対アップルの戦いはオープン対クローズの戦いだった。それが、最近は、Androidのオープン性が怪しくなる一方、アップルは ResearchKit なるものを出したりして、そんなに単純には割り切れなくなってきた。 ネットやモバイルデバイスが我々の生活に浸透するにつれて、両者の戦略はともに複雑化していく。当然のことで、世の中との接点が広がる以上、もし世の中とのつながりを保とうと思うなら、複雑化するしかない。 それに対して、政治は、特に日本の政治は最近なんだか単純化しているような気がする。政治というか政治を巡る言説というか。 多国籍企業が世界政府になるというのは、強権や陰謀的なやり方によってそうなるのでなくて、だんだんと自然に政府が自滅的に権威を失墜していくということなのだと思う。 政治とはドロドロしたものでとよく言われるけど、それは汚職のことではなくて複雑な意思決定のプ
グーグルCEO「20年後、あなたが望もうが、望むまいが現在の仕事のほとんどが機械によって代行される。」 昨日、グーグルの創業者であり、現CEOのラリー・ペイジがファイナンシャル・タイムのインタビューに答え、検索エンジンで得た巨額の利益を次の10年、20年でどのように使おうとしているかを具体的に述べました。 「必要な情報をすべてのユーザーに届ける」という壮大なミッションを成し遂げたグーグルが次に目指すものは、世界全体の効率を上げ、人類の文明を前進させるものかもしれませんが、ペイジの話を聞いていると、みんながみんな幸せになれるわけではなさそうです。 ↑グーグルの巨額なお金が動き出す。(Pic by Gigaom) まずペイジが必ず起こると断言していることは、人工知能の急激な発達により、現在日常で行われている仕事のほどんどをロボットが行うというもので、近い将来、10人中9人は今とは違う仕事をして
性風俗や性文化を社会科学的な論考や批評にGoogleアドセンスが掲載できない。 以下の記事を読み漫画。 20141015 Googleは性風俗や性文化を社会科学的な論考や批評の対象として扱うことを認めない - Togetterまとめ [Twitter][アフィリエイト]「職場や家庭で閲覧するのに支障のないコンテンツ」とGoogleが推奨している事実は、知らんだろうなこの人たち。全年齢の広告配信なのだから、性に関わる内容へ広告が配信されないのは当然でしょ。 もう何度目だ?って話題ですが、Googleアドセンスやっている私が記事にします。 禁止コンテンツだから当然である。 何度も、紹介したことがあります。以下は引用です。 サイトのコンテンツの中に職場の人や家族の目に触れると困るような内容がある場合、そのサイトは Google 広告の掲載に適さない可能性があります。 禁止コンテンツ - AdSe
インターネット検索最大手「グーグル」で自分の名前を検索すると、犯罪に関わっているかのような検索結果が出てくるのはプライバシー侵害だとして、日本人男性がグーグルの米国本社に検索結果の削除を求めていた仮処分申請で、東京地裁は9日、検索結果の一部の削除を命じる決定を出した。専門家からは「検索サイトに、検索結果の削除を求める司法判断は国内で初めてではないか」との指摘が出ている。 EUでは5月に削除命じる判決 関述之裁判官は9日、男性の訴えを認め、男性が求めた237件のうち、著しい損害を与えるおそれがある約半数の122件について、検索結果それぞれの「表題」とその下に表示される「内容の抜粋」の削除を命じる決定を出した。新潟大の鈴木正朝教授(情報法)は「これまで、検索サイトに対して、検索の補助機能(サジェスト機能)の表示差し止めを命じる判決はあったが、検索結果の削除を求めた国内の判断はこれまで聞いたこと
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