日経ホームビルダー4月号では、全ての照明器具にLED照明を採用した戸建て住宅の事例を掲載した。ここでは、その一部を紹介する。 使用したLED照明器具は約100灯で、白熱電球などの照明器具は1灯もない――。すべての照明器具をLEDにした戸建て住宅が2009年3月、広島県東広島市に完成した。実験ではなく、一般の建て主から受注した住宅だ。 戸建て住宅に設置したLED照明と施工中の様子。照明器具の配置などに注意は必要だが、施工は一般的な照明器具の場合とほとんど変わらない(写真:フロンティア・サンワ) 建て主がLED照明を導入した理由は、省エネルギー効果を期待しただけではない。同居する親が高齢だったこともあり、高齢者には負担となる電球交換の手間を減らしたかったからだ。 LED照明の定格寿命は一般的に白熱電球の約40倍で、約10年は交換の必要がない。この住宅の導入コストは、従来の照明器具を設置した場合
![一軒丸ごとLED住宅が完成](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/42873db332e7c184130282a65509e3406de14f1c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fkn%2Farticle%2Fbuilding%2Fnews%2F20090402%2F531682%2F001s2.jpg%3F20220512)